家づくり
STORY.

暮らし方の理想を実現するまでの出来事や、
お客様それぞれのお気に入りの毎日をお話しいただきます。

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お気に入りの場所で
理想の暮らしを実現したい!

10年住んだマンションを、自然素材でリノベーションしたい!と希望していました。
この場所は利便性もいいし暮らしやすいので、とても気に入っています。
それに隣りの高校は主人の母校。想い入れもあります。
既成のマンションだから自然素材は難しいかな、と思いつつ、
「マンション」「リノベ」「木」というワードで検索して、ある設計事務所のHPを見つけました。
手がけた家はどれも素敵で、ここにお願いしたいと思いました。
関西の事務所だけど東京の仕事も受けてくれるのかなと調べてたら、中山建設さんの施工事例があったんです。
無垢や珪藻土といった自然素材を使った暮らしやすそうな家だったので、すぐ中山さんに連絡したんですよね。
はじめて事務所へ行く日は、最寄り駅までスタッフの塩原さんが迎えに来てくれました。
とってもやさしい感じで、あっ、自然素材だ!って思いました(笑)。
事務所には、高級なものから安価なものまで、木材の在庫がたくさんありました。
中山さん自身も大工なので、お話に説得力もあります。
木に囲まれていろいろお話を聞くうちに、
中山さんとなら、私たちの生活に則した家づくりを一緒にできると感じました。
不安材料は何もなかったから、中山さん以外に話を聞こうとは思いませんでしたね。
1度だけ、買い物途中にフラッと寄ったところもありましたけど、
カッコよさを第一に考えたデザイン重視の提案に、私たちの求めている生活感はありませんでした。

入口に土間をつくりたい、家の中に風を通したい、
など細かな部分は箇条書きにして、私たちの考えを中山さんにすべて伝えました。
最初のプランをいただいてからも随分と変更しましたね。
図面の隙間を埋めるように、数センチ単位の変更や要望をびっしりと書き込みました。
大工の秋元さんにはプレッシャーだったかもしれません。でも日々の積み重ねの10年分ですから。
生活のクセもわかっているし、想い入れもある。
主人の母校に咲く桜も見たいし、角部屋という部屋の特徴もちゃんと活かしたい。
思い描く暮らしが明確にあったので、それをお伝えしました。
使えるもの、使いたいものはそのまま利用しましょう、という中山さんの提案は、
お金の面でも、もったいないという気持ちの面でも、とてもありがたかったし、
暮らし方ができあがっていた中でのリノベーションには、必要不可欠な柔軟さだったと思います。


ルームウインドウのオリジナルフック、
相当気に入っています

リノベーションのいちばんの理由は、収まりつかない主人の持ち物を整理することでした。
部屋全体の3割は使えていなかったですから
見ため云々より、とにかく収納して家を使い切りたい!という想いが強かったんです。
一部屋を収納部屋にして、そこに主人の荷物を入れるようにしました。
要らないものを処分する、いいきっかけにもなりましたね。

隣には和室をつくってもらいました。仕切りがないので広く感じるし、
小上がりにちょっと腰をかけたり、洗濯物を畳んだり。段差につくってもらった収納スペースは、
丸い穴に指をひっかけて引き出すんですけど、この穴、かわいいですよね。

かわいいといえば、寝室につくってもらったルームウインドウのフック、相当気に入ってます!
家具職人の五味さんオリジナルで、窓を開け閉めするたびに「かわいいなあ」って、
キューンとしちゃうんですよね。もともと寝室に窓がなくて、
東南の朝の光が入ったら気持ちいいだろうなあ、と想像していたんです。
明るくなったし、風の通り道もできたし、フックもかわいいし、大満足です!

 

 

洗面台は再利用することにして、洗面所のスペースを少し広くしてもらいました。
使いやすいし、掃除するのもラクになりました。洗面所を広くした分、
寝室は狭くなったんですけれど、かえって居心地いいですよ。
眠りが浅かった主人も、ヘンな夢を見なくなって熟睡できるって喜んでいます。
これって珪藻土のおかげかもしれませんね。

キッチンの3Dシンクはとってもおすすめです。
シンクを用途ごとに上中下に分けて使えるので、衛生的で使いやすいし、すごくいい!
もともとシンクの下にあったディスポーザー(生ごみ粉砕機)は、重宝していたのでそのまま使いたくて、
でもシンクを丸ごと交換するので難しいかなとも思っていました。
もちろん残してもらうことができました。
シンクの下にある、鍋やフライパンを濡れたまま、熱いまま置ける引き出しも気に入っています。
つくり付けの家具は1つ1つがっしりしていて安心感があります。
機能的で、とても丁寧で、さすが大工!の仕上がりです。

事前に調べて、あきらめていたこともあります。床暖のフローリングを杉の無垢材にすることです。
そのまま上に張る場合、木の厚さは3㎝がベース、と書いてあったんです。
そこまでの厚さが要るのかなって疑問もあったし、床暖も含めて張り替えるとなると予算的に厳しい。
でも中山さんは「大丈夫、できます」って、柔軟に対応してくれました。
希望通りの杉の無垢材は、裸足が気持ちいいですよ!

第二工期も楽しみです!

引き渡しは、引っ越し前日の夜中でした。
先に来ていた主人は和室で寝たんですけど、すごく心地よかったみたい。
翌朝、起きてすぐに「すごくよかった~」って、中山さんにメールしたそうです。

秋元さんとは週末に会って話しをする感じだったんですけれど、そのたびに誠実さが伝わってきました。
追加の要望にも気軽に対応してくれたし、
同じマンションのご近所さんからは「あいさつも丁寧で、すごくいい方ですね~」と言ってもらえました。
いい大工さんに関わってもらって、ほんとによかったなあと思います。

おかげで、ずっとここで過ごしたい!と思える家になりました。
取っ手のない引き戸は開けやすいし、荷物を一時置きできる段差のある和室や、
3ヵ所の動線のおかげで、気持ちにゆとりができて、日常のイライラもなくなりました。
リビングの窓から見る桜は最高です。

第二工期もはじまるんですよ。
和室と収納部屋の間にトビラをつけてもらうこと、それから本棚をつくってもらいます。
理想の家の完成に近づきますね。とっても楽しみです!