絨毯から無垢フローリングへの張り替え工事をすべてお見せします。その1
投稿:やまもとふみこ
絨毯敷きのリビングを、無垢フローリングに張り替える工事に密着した写真を残す事が出来たので、今回はその工事の様子を詳しくご紹介してみようと思います。
注)画像大量です(笑)
今回承りました工事は絨毯から無垢フローリングへの張り替え。
広さは約17㎡ほどのリビングです。
別室や廊下なども全て絨毯敷きの為、リビングのみ床を張り分ける工事になります。
まずは現状の絨毯の撤去。
通常マンションのカーペットはグリッパー工法と言い、クッション性を増す為に敷かれたフェルトと共に部屋の隅をぐるっと回った釘の出ている板に引っかけて留めてあります。
カーペットとフェルトを剥がしたら、マンションの構造体となっているコンクリートスラブが現れました。
このコンクリートスラブとは、このお部屋の床であると共に下階の天井にもなっているので、スラブの上に床を張る為には、マンション規定で定められた防音規定をクリアしなければなりません。
こちらのマンションの防音規定は LL-40(新規定ではΔL4等級)
現在流通している素材でLL40(ΔL4等級) をクリアする事が出来る部材は乾式二重床以外にないので、乾式二重床を施工後、無垢フローリングを重ねる事になります。
石谷大工が書いているのは、乾式二重床に必要な部材の実寸。実際に室内で当ててみて床に干渉する部分の納まりを確認します。
同じ室内でも何ミリかの不陸(床が凸凹していること)は必ずあるので、室内を細かく計ってそれぞれの高さを確認。
手前に置いてあるのが、置床と呼ばれる部材の支持脚(音を吸収するゴムが付いている部分)です。
部材の規定に従い、必要な数量の支持脚を置いて高さを均一にし、 20mmのパーティクルボード と 9mm合板 を張り重ねて行きます。
ここまでの工程で約2日が掛かっています。
細かな納まりが必要な箇所は大工の腕の見せ所。
枠の納まりや、上がった部分に付ける框(かまち)の処理は木と木がぴったり吸い付いている様に組み合わさるまで、ミリ単位の調整をして綺麗な仕上がりを目指します。
細かな仕事に定評のある加藤大工が、框と和室の敷居をぴったり綺麗に仕上げて2日目の作業完了です。
と。
長くなってきたので、続きは水曜日にUP予定の その2へつづく。
次回予告。
今回使用したフローリングは、ニシアワーみんなの材木屋 ユカハリ の30mmの杉フローリング!!
通常使われるフローリングの厚みが15mmなので倍の厚さのフローリングの仕上がりはいかに?! 乞うご期待っ!!
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