大倉山のマンションフルリノベーション。珪藻土の塗り壁。
投稿:やまもとふみこ
造作家具の取り付けがほぼ終わった 大倉山のマンションフルリノベーション工事 の本日の様子です。
塗っているのは珪藻土で材料は毎度おなじみの 湯布珪藻土 です。
北海道産の珪藻土の優れた調湿性能と、大分産珪藻土の綺麗な白い色合いが魅力的な湯布珪藻土は、壁面に固める為の材料も食用のでんぷんのりと古紙だけを使用して作られています。
今回はLDKと廊下から玄関までの広い範囲を珪藻土塗り壁で仕上げているので、リノベーション後に調湿性能を体感して頂けるのが楽しみですね。
最近はDIYで珪藻土塗りにチャレンジされるお客様も多く、左官道具セットの貸し出しや 珪藻土DIYの応援!! なども行っており
近日中にまた私もご一緒に珪藻土DIYをする予定があるので、左官屋さん達がスイスイと気持ちよく壁を塗っていく様子は思わずじっくり眺めてしまいます。
見ていると本当に簡単そうに塗っていくんだけどなぁ。。
わたしとお客様とで一日かけてやっと仕上げる壁の一面も、気持ちよさそうに鼻歌を謳いながら10分15分で仕上げてしまうんですもの。
見ているだけでも気持ちいい(笑)
これまで職人さんにお任せしていた作業も、実際に自分で体験してみる事で、その難しさや職人技の尊さをより一層感じる事が出来るようになる物ですね。
例えば材料の練り方、道具の持ち方一つや、水に土を加えるタイミング一つ見ていても、とっても手際よく丁寧にかつ素早く作業している様子から
次のDIYをする時に使える様なヒントがないかどうか必死になって作業を見つめていました。
毎日こなしているからこその手際の良さなのだから、見ているだけで習得できるような簡単な物でもないですけどね。なんとなく(笑)
畳の小上がりになる天井部分は、杉の羽目板張り。
こちらの小上がりの壁面にも珪藻土を塗るので、畳の床と珪藻土の壁、羽目板の天井とで、自然素材が盛り込まれた優しい空間になりそうです。
つい先日まで工房で製作されていたキッチンも取り付けが終わって、完成まで養生シートが掛けて待機。
工事完了まであと少し。珪藻土が乾いて全ての養生シートが取れるのが楽しみですね。