投稿:やまもとふみこ
ここ最近でご縁がありまして、近所でご活躍の設計士薬師寺祥子さんから、造作家具のご依頼を頂きました。
普段中山建設でお作りしている造作家具では、素材にシナ合板や突板などを用いる事が多いのですが、薬師寺さんから頂いたオーダーはラワン材をセレクトされていました。
少し前までは、家具などによく使われていたらしく、どこか懐かしい風合いのラワン材ですが、ここ最近ではラワン材の価格も上がっているようです。
中山建設ではこれまでラワンの家具をあまり多くは作って来なかったので、わたくしラワンをちゃんと見たのは初めて。
と、思っていたんですけど完成したラワン家具の木目を見て、ラワンってコレだったのか!。って。

ちょっとザラザラとした手触りで、細かな木目がたくさん入っている表面は、昔日曜大工が趣味だったうちの父が良く使っていた材料でした^^
ラワンと名前で聞いても分からなかったけれど、手で触れた時の記憶はしっかり残っていたようです。(笑)
少し話がずれましたが、完成したラワンの家具は設計士の薬師寺さんとお施主様とで仕上げの塗装をDIYされる事になりました。

使用する塗料はリボス社のカルテッド。ほんのりうすーくピンク掛かったラワンをチョコレート色のオイルで塗装します。
ちなみにうちの父はペンキでぺっとり仕上げる事が多かったような。。。あぁまた話がそれちゃう。。
工房の一角を使っていただいて、塗装の仕方を簡単にレクチャーしていざ塗装。

体に優しい自然から作られたリボスのオイルは嫌な匂いも無く、DIYにチャレンジしやすい塗料だと思います。
刷毛でササッと塗ったらウエスでサササッと拭き取り。

沢山の家具を一日掛かりで仕上げて頂きました。

こちらは現場へ取り付けに伺った村越さんが撮ってきてくれた写真。ちょっとぶれてます(笑)
キッチン周りの収納と言う事で、お施主様のご希望に併せて少し変わった納まり。既製品の家具では叶わない使い方も、アイデア次第でお好みの通りに仕上がりました。
天板部分に入れた青いタイルも素敵です。

背面収納もお揃いのラワン。引き戸に付けたデザインガラスも懐かしい雰囲気ですね。

既存の本棚と併せてテレビボードと壁面収納。
デザインが室内に馴染まないエアコンも、同じラワン材でルーバーを作ってインテリアに馴染む様になりました。
今回は設計士の薬師寺さんのデザインという事で、これまでの中山建設の造作家具とは素材もデザインも一味違った家具になりました。素材が違うだけでも印象がずいぶん変わる物なのだなぁと、思いました。
どこか懐かしい雰囲気のラワンの家具製作もお気軽にご相談くださいね^^
Tags:
オーダーメイド,
キッチン収納,
ラワンの家具,
ラワン材,
横浜,
造作家具