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みんなの家 その1間取り変更で家族みんなが居心地よい空間を作ろう。


投稿:やまもとふみこ

 

間取りを変える。

 

リフォームのお仕事をしていると、よくあるお仕事ではあるのですが、住んでいらっしゃるご家族にしてみたら

今まで住んでいた家が変わる=暮らし方がガラッと変わる  と言う、とっても大切なターニングポイントになると思うのです。

 

今回のご家族からの最初のご相談は、家族みんなで一緒に寝ている子供部屋に間仕切りを立て、お二人のお子様にそれぞれのお部屋をつくる事から始まりました。

そしてそれに伴い、お父さんとお母さんの寝室も必要になるので、リビングの吹き抜け部分、広さにして約6畳ほどのスペースに新たに床を作る事になりました。

 

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これまで吹き抜けだったリビングに天井を作るわけですから、気になるのが下から見た時の圧迫感。。。

できるだけ天井高を高く出来るように、二階の床表しの仕上げをします。

 

二階の床表し(ゆかあらわし)仕上げ ってどんなもの? と言う方にここでちょこっとご説明。

 

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こちら。二階床表し仕上げのお部屋です。

天井部分に太い木と、それに直交する中くらいの木(梁)と、さらに細い木(根太)が組まれていて、その上に板(二階床板)が貼られています。

つまりこれは構造体がむき出しの状態。

通常はこの状態から板を張って構造を隠し、壁と同じようにクロスを貼って仕上げるのが一般的。

 

天井表しの状態で見えている板は二階の床板なので、二階を歩く音や一階から響く声が聞こえてきます。

家族みんなが個室を持った暮らしでも、みんながみんなの存在を感じる事が出来る。  二階床表しのリビングは、家族の程よい距離感を作ってくれるだろうと思うんです^^

 

 

そして構造むき出しの天井は、大工さんの腕の見せ所♪

 

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のみと金づちで梁に ほぞ と呼ばれる凸凹を掘り、根太がぴったりと入る様に加工します。

今回の工事担当は加藤大工。

 

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加藤大工が毎日現場から戻って遅くまで大切に研いでいる のみ はサクサクと良い音を立てて木を掘っていきます。

 

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工房で加工した材料を運び込んで、これまで吹き抜けだった天井に新しい床が出来あがってきましたよ^^

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凸凹もぴっちりきっちり!!

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道具や材料をリビングに置かせて頂いての作業でご不便もお掛けしていますが、日一日と出来上がっていく二階の床をご家族みんなで楽しみにして下さっているそうです^^

それぞれの寝室を作る為のリフォームですが、この家がみんなで暮らす、みんなの家で在り続けられる様に、この家のリフォームタイトルは みんなの家 に決~めたっ!

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