| Subcribe via RSS

取付け待ちの家具達

家具屋の五味です。

現在、工場には箱物の家具達が所せましと置かれています。

新築に納める家具やリフォーム物件に納める家具を複数同時に製作しております。

その家具達の一部をご紹介します。

 

こちらは収納たっぷりのキッチンです。

引出しの前板が外してあり内部の引き出しが見えています。

ちょうど上部のへこんでいる所にコンロが置かれます。

IMG_5484

 

お次もアイランド型キッチンです。

アイランドなのでキッチン側はシンクや食洗器はあり、

反対側は収納扉になっています。

かなり大きいので納品現場で組み立てられるように出来ています。

IMG_5486

 

 

 

 

こちらは収納家具です。

かなり大きくて物が沢山入りそうですね。

IMG_5480

 

 

 

下がオープンな洗面台です。

オープン部分にはタモの突板を施しています。

IMG_5485

 

 

 

電気オーブン台(左)とトイレ手洗い(右)です。

両者ともタモ突板の扉が付きます。

IMG_5482

 

 

 

こちらは幅の広いTV台です。

とにかく幅が広くてシンプルな造りですが、3.6mもあります。

中央は扉、両サイドは引出しです。

IMG_5467

こちらには無垢の天板が乗るのですがこれも自社で板を剥ぎ合わせて作っています。

IMG_5427

長さが長いので木材を選別するときから気を使いました。

この長さを剥ぎ合わせるのも骨が折れます。

IMG_5393

その分完成した時は壮大です。

 

そんな家具達を製作している合間に

テーブルの修理と脚の製作のお仕事を頂きました。

IMG_5417

こちらは杉のテーブル板で思い入れがある板なので良くしてほしいとの事でした。

脚には杉材を使い本箱型にしました。

IMG_5419

 

他にもまだまだご紹介し切れないくらいありますが、

次回にしたいとおもいます。

 

キッチン製作中

お盆期間中は夏休みを頂きました。

休み明けからフル稼働中の家具屋の五味です。

只今、旭区の工場では大型キッチンを製作中です。

 

IMG_5097

このキッチンはかなりの大きさとボリュームです。

それもその筈、コの字型キッチンなのでであります。

平面で見てコの字型なので壁面3カ所がキッチンになる訳です。

必然的にかなりの大きさになるわけですね。

IMG_5096

IMG_5098

IMG_5110

天板もタモの無垢材をはぎ合わせております。

工場には納品待ちの本体が所せましと並んでおります。

IMG_5111

納品がたのしみです。

納品後にまたご紹介させていただきます。

 

 

 

キッチン収納の製作。

家具屋の五味です。

今回はこだわりのキッチン収納のご紹介です。

天板はタモ無垢材を使い、剥ぎ板にて製作しました。

IMG_3609

本体側板はラワン合板にて、

中段の板と引き出しの前板は無垢を張ったフローリング材を使っております。

IMG_3612

随所に無垢材を使うことで重厚感が出て質感がグッと上がります。

今回はフローリング材を家具の材料として使うことで綺麗過ぎずラワン合板との相性がいいように思います。

本体側板にラワン合板を使用し全てを無垢材にしないことでコストコントロールもしています。

中段にはスライド棚をつけてあり機能面と見栄えにこだわりを入れております。

IMG_3610

裏側も一部分見えてくるので化粧を施しました。

IMG_3613

 

引き出しも蹴込みの部分まで収納になっており深い引き出しにすることが出来、収納力にも拘っています。

IMG_3611

 

こんなこだわりの特注キッチン収納はいかがでしょうか。

 

アフターメンテナンス

本日は以前に家具や建具を納めさせて頂いたお客様宅に、アフターメンテナンスでお伺いしました。

キッチン収納の天板がはぎ切れ(接着が剥がれる事)を起していたので一度工場に持ち帰り、再び接着をしなおしました。

本来無垢材は幅方向に1%伸縮が起こります。

その伸縮の際、ねじ等で止めてある部分を支点にして割れが発生する場合があります。

今回はもう一度同じことが起こらないように天板の取り付けの際一工夫しました。

IMG_3473

工夫とは、本体から天板を止めるねじ穴を幅方向に長穴に加工しました。

IMG_3474

 

これで木が収縮しても割れを防ぐことができます。

IMG_3479

綺麗に収めることができました。

再び愛着を持って使って頂けるように、メンテナンスにも誠意をもって対応していきます。

 

五味

 

 

 

 

 

栃の一枚板を使用した立礼卓を製作しています。

投稿:やまもとふみこ

 

立礼卓 (りつれいたく ・ りゅうれいじょく)
と言う家具をご存知ですか??

 

立礼とは、茶道の形式のひとつで、通常は畳の上でお点前をし、お茶をたて、頂く茶道をテーブルと椅子を使って行う形式の事を言います。

明治の初め頃、外国からいらしたお客様を迎えるために考案されたのが立礼の始まりだそうです。

 

正座でのお点前が難しくなってきた方や、和室のある住まいが少なくなってきたことで、正座の習慣が無くなって来ている昨今の暮らしの変化の中でも本格的に茶道を楽しんで頂く事ができる立礼卓。

恥ずかしながら今回、立礼卓の製作のお話しを頂くまで、そのような家具がある事を知りませんでした。

 

使うお道具や、お作法について詳しくお伺いし、実際に使われる方のご要望をお聞きしながら手探りでプランを進めてきましたが

いろいろとお話を伺ったり、調べたりしているうちに、茶道のお道具や所作の美しさ、日本古来のおもてなしの心などを知る事が出来、立礼卓の完成がわたし自身とっても楽しみになってきたのであります。

 

 

11899831_830786717036976_396560913527657195_n

今回使用する材料は 栃(トチ)の一枚板。

一枚板を二つに割り、お茶を立てられる方が使う側とお客様側と二台のテーブルを作ります。

11951981_830786733703641_7506805513861093424_n

こちらは一枚目の写真とは違う栃の板。

先ほどの板を二つに割った状態では幅が足りないので、もう一枚卸した栃の板から必要分を切りだし、接いで幅を確保します。

11219056_830786710370310_281190849507796316_n

二枚の板を同じ厚みに揃える為表面を削り取る 平面出し の作業では足元に木屑がどんどんと積もっていきます。

夏の間は大汗かきながらだったこの作業も、ここ何日かの涼しい気温に助けられてだいぶ楽に進める事が出来たのではないでしょうか~?

11236554_830786753703639_7384147676859007866_n

こちら側はお茶を立てる方が使う卓になるので、お釜がすっぽりと入る様、円をくり抜きます。

出来あがった二台のテーブルは立礼卓として別々に使う事もでき、二台を合せると大きなダイニングテーブルにも出来る様にプランしています。

立礼卓のお話しを頂いてから、どの様な家具なのかをネットでいろいろと調べていたのですが、シンプルな作り物が多い中、いくつか一枚板を使用した個性的な物も見受けられました。

私たちが作る、栃の立礼卓がどの様に仕上がるかどうぞお楽しみになさって下さい。

Tags: , , ,

一つの家具ができるまで。チークの洗面台

投稿:やまもとふみこ

 

今日、カブトムシ見つけましたよ。

 

IMG_5871

工房の周りには緑がいっぱいで、カブトムシも珍しくないのだけど、こうして見かけるとやっぱり嬉しい(笑)

毎日家具を作っていてたくさんの木屑が出るから、カブトムシたちも暮らしやすい環境なのでしょうね^^

カブトムシ欲しい子!カゴもって遊びにおいで!! 夏休みのワークショップ開催しています。

カブトムシが思わず寄ってくる工房ではただ今、洗面台製作の真っ最中。

IMG_5866

今作っているのは引き出しの前板。

突板を使用する事で、無垢の木を使った場合に恐れがある捻じれや歪み等の心配が無くなります。 無垢の木に比べて軽い事も大きなメリットの一つ。

ただ、断面は綺麗に処理をしてあげないと、使用するうちに突板が剥がれてきてしまったり、見た目的にもなんだか残念な仕上がりになってしまうので、一手間かけて、細く加工をしたチークの無垢板を貼り付けています。

IMG_5869

きっと、気を付けてみてみないと無垢板が貼ってある事には気が付かないと思うのだけれど、無垢板が貼ってあることでこの家具の雰囲気がぐっと良くなると思うのです。

IMG_5873

引き出しの扉が完成しました。

取っ手は敢えて付けないで、無垢のチークを彫り込んで手掛けにしました。毎日使ううちに自然と艶々してくるのも楽しめると思います^^

せっかく木の家具をつくるのだから、使いやすくかつ木の風合いが感じられるような仕上がりの工夫を盛り込んでいます。

IMG_5875

天板はもちろんチークの無垢板で。

ウレタンで塗装をかけるので、水が掛かっても安心してお使いいただけます。

一つの家具が出来るまでに、使い勝手や見た目のデザイン、木の質感などなど。たくさんの事を考えながら、職人さんが工夫を凝らしながら、一つ一つ仕上げています。

お使い頂くうちに、そんな一つ一つのこだわりを感じ取って頂けたら嬉しいですね^^

Tags: , , , , ,