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ステンドグラスのマホガニー扉。取り付けが完了しました。

投稿:やまもとふみこ

 

一番最初に工事をご依頼いただいたのは、約15㎡の個室にカリンの無垢フローリングを張る工事 でした。

それが丁度今から一年前の事になります。

 

タイトルなしのコラージュ (4)

この時に張らせて頂いたカリンの無垢フローリングをとってもお気に入り頂いて

リビングダイニング・玄関ホール・廊下・階段・寝室と家の中のほぼ全室をカリンの無垢フローリングに張り替える工事を少しづつ進め

2017年の春には階段と階段室にアイアンの手摺り  を  秋ごろにはカーテンを掛け替え  

布クロスの貼り替え 

 

年末にはトイレの内装を一新 したりと、ほぼ丸々一棟分の内装工事をさせて頂きました。

住まいながらのリフォームになるのでご負担にならぬよう、時にご協力を頂きながら工事を進め少しずつ、目に見えるものが全部大好き。日々使う物が全て使いやすい。そんなお住まいになっていきました。

 

マホガニーのステンドグラス入りの扉は、枠の工事やクロス工事が終わってからの取り付けになるので、一番最後の工事。

正にこれまでのリフォームのオオトリを飾る、家具職人の五味さんが作った扉です。


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この日は親子扉と他二カ所、合計4枚の建具を一日で吊り込む為、石谷大工と加藤大工のベテラン2人で作業を行いました。

総無垢でステンドグラス入り、計画から完成まで一年近く。

五味さんの知恵と技術力の結晶となった貴重なマホガニーの扉は、きっと想像以上にいろいろな重さを感じながらの搬入だったと思います。。

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吊り込みも慎重に丁寧に。

ドア枠を彫り込み、蝶番を取り付けドアノブやフランス落としを取り付けたらつり込み完了。

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そうして取り付けが完了した扉が目の前いっぱいにドーンって。(語呂が。。。)

これまで思い描いていたステンドグラス入りの建具が完成した事が嬉しくて嬉しくて、たくさん写真を撮り、ずっと眺めていました。

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楕円形のステンドグラスには、奥様のご希望で隠れ天使をデザイン入れました。

どうかこのお家を、ご家族皆さまを、末永くお守りくださいますように。

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親子扉に向い合せた部屋の扉も、同じくステンドグラス入り。

使っている素材やフレームの面は一緒なのだけど、リビングの親子扉はデザインの中に曲線を入れているので、柔らかく優しいイメージに。

こちらはご主人様のお仕事部屋になるので、二枚の長方形のステンドグラスでちょっと男性的なイメージになりました。

仕上がった扉をご覧いただいて、「想像以上でした。。」と嬉しそうにおっしゃって下さった笑顔がとっても嬉しくて

このお住まいの工事に関わった職人みんなに撮った写真をしつこいくらい見せて回ったのは内緒です。。。^^

きっと今一番ホッとしていて、写真を何回も見返しているんじゃないかな?なのは家具職人の五味さん。

今年の初夢にまで出てきちゃったマホガニ―扉の製作について五味さんが紹介しているブログも、是非ご覧ください。

 

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花梨の無垢フローリングの階段とアイアンの手摺り。

投稿:やまもとふみこ

 

家の中のほぼすべてのスペースを、花梨の無垢フローリングにするリフォーム工事を進めています。

建築の材料で使われている木材の花梨は、のど飴とかに使われる果実が実るカリンとは別の木なのだそうですが、木を切ったり削ったりするたびにバラみたいなとってもいい香りがするんですね。

現場や工房で加工の作業をしていると漂う花梨の香りが大好きで、思わず深呼吸してしまいます。

仕上げのオイルを塗るとよりハッキリくっきり、赤い木目が綺麗に見えるのも独特の魅力がある材料ですよ。

 

花梨は希少価値もある高級材なので材料が揃わない事が多く、幅木や見切り材なども全て花梨のフローリングを加工して作っています。そのたびに深呼吸(笑)

 

2階ホール手すり

主寝室、WICなどを既存フローリングの上に無垢フローリングを重ねる方法で張り進めて、階段ホールも同様に花梨の無垢フローリングを上張り。

吹き抜けになっている階段回りは花梨の無垢フローリングに合わせてアイアンの装飾が素敵な手摺りに変更します。

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手摺りを解体して、際まで花梨を張り終えて手摺りが付く前の状態。

手摺りが無くなっている事を忘れてうっかり転落!なんて事があったら怖いので、安全第一でテンポよく作業を進めて参りましょう。

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アイアンの手摺りが搬入されてきました。

花梨の赤い床に、繊細なデザインと存在感のある黒のアイアンの手摺り。

中山建設のこれまでの施工事例ではあまりない素材の組み合わせなので、完成を楽しみにしていたんです。

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アイアンの手摺りに木の笠木もついて二階部分の花梨無垢フローリング上張り完了。ステキっ!!

 

工事は引き続き階段を張りながら一階へと進んでいきます。

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階段の踏面に花梨の無垢フローリングを張って、蹴込みには花梨の突板。

ブログではお久しぶりの登場な加藤大工が丁寧に作業を進めていますよ。

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横から断面を見ると、既存の階段の踏面に花梨の無垢フローリングを重ねている事が分かりますね。

もちろんこの断面も見えなくなるように横に木材を当てて、一段づつ花梨の階段が出来あがっていきます。

階段の上張りが終ったら、そのまま一階の玄関ホールから各室へ工事が進んで行くので、その様子もまたお知らせしますね^^

 

 

 

と。ココまで記事を書き進めて、今日わたしすっごい「花梨」って打ってるなーと思って、思わず数えたらタイトル含めて17回も花梨って言ってる。。(笑)

そろそろ花梨がゲシュタルト崩壊しそうになってきたので本日はここら辺で。。。

 

 

 

 

 

 

 

カリンの無垢フローリングにオイルを塗りました。

投稿:やまもとふみこ

 

15㎡ほどの個室に、カリンの無垢フローリングを張りました。

 

材料自体が貴重なので、無垢フローリングは確保したけれどカリンに似合う巾木が無いっ!!それなら作っちゃえ!!

って事で、巾木もカリンの無垢フローリングで製作しました。

固く加工がしづらいく施工もちょっと大変だったけれど、その分仕上がりの美しさは格別なハズ!!

これまでたくさん無垢フローリングを張って来たけれど、実はカリンを張るのは初めてで仕上がるのをかな~り楽しみにしていたのであります。

 

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で、張り終わったのがコチラ。

。。。?

イメージしていたカリンとだいぶ違う。。。なんか白っぽい。。。カリンってさぁ。。もっとこう。。赤くてツヤツヤしててさぁ。。。

わたしちゃんと カリン! って発注したはずだけど何か間違えちゃったのかな?いやいやそんなハズないちゃんとカリン頼んだし。

でも、オイル塗るだけで本当にあのカリンのイメージになるのかしら。。。?

ちょっと不安になりながらもオイル塗りの準備。

使用するオイルは純国産天然オイルのU-OILです。

 

フローリングの仕上げにはいろいろなオイルがあるけれど作り手の顔が見えて、製品ができるまでのストーリーをしっかりと紹介して下さっている事は、安心安全な素材を選ぶうえでとても心強いと思うんですよね。

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作り手の思いがしっかりとこもっているおかげか、蓋を開けたら泡が♡になっていました♡

やっぱU-OIL凄いなぁ。(きっと偶然)

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スポンジが付いたコテ刷毛を使います。

広い面を一気に塗れるし、オイルの伸びも良くて無駄に塗り過ぎる事も無いのでとってもおススメ。

さささ~っとオイルを伸ばしました。

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オイルを塗っただけでこの色!

思い描いてたカリンだっ!!やっぱり間違っていなかったっ!!

こうなると楽しくなっちゃってあっという間にオイル塗り完了。


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塗り終えた直後は つやつや と言うより ツヤッツヤ

ウエスを惜しみなく使って表面に残ったオイルを拭き取り馴染ませていきます。

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拭き上げ完了!

オイルの拭き取りに使ったウエスは自然発火する危険もあるので、しっかり水に浸してから捨てる様にしましょう。

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なんて綺麗な木目なのでしょう。。。うっとり。

名称未設定

いろいろな無垢フローリングがあって、それぞれオイルを塗った後の仕上がりは本当にきれいなのだけど、カリンほど塗る前と塗った後のギャップが大きい樹種はあまり無いかも知れないです。ギャップ萌え♡

春先にかけての工事で玄関ホール・廊下・階段・LDKと、広範囲でカリンの無垢フローリング張りの工事を予定しています。

広い空間でも圧倒的な存在感を醸してくれるであろうカリンの仕上がりがとても楽しみです^^

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リフォーム