里庭のある家
大工の杉山です。
終わりも着々と近づきながら引き続き現場が進んでいます。
現場では大工が家具を作ることもあります。
適材適所ではありますが大工が作る方がいいところは大工が作ります。
そして仕上げの後に下地がなかったということがないよう下地を確認しながら入れ、
建具がしっかり開け閉めできるよう枠を入れ、
クロスを貼る所にはあとで割れないように貼り方を気にしてボードを貼っていきました。
大工が木完したので来週からは仕上げのクロス貼り工事が始まります。
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大工の杉山です。
終わりも着々と近づきながら引き続き現場が進んでいます。
現場では大工が家具を作ることもあります。
適材適所ではありますが大工が作る方がいいところは大工が作ります。
そして仕上げの後に下地がなかったということがないよう下地を確認しながら入れ、
建具がしっかり開け閉めできるよう枠を入れ、
クロスを貼る所にはあとで割れないように貼り方を気にしてボードを貼っていきました。
大工が木完したので来週からは仕上げのクロス貼り工事が始まります。
春の暖かい一日。
「小屋のある家」完成見学会。
たくさんのお客さまが見に来てくださり
お話しする機会を頂きました。
打合せを重ね皆で作り上げてきました。
ウッドロングエコ塗装の外壁は
シャープさと温かみを持ち合わせており
街並みに優しく印象。
作り付け家具は存在感ありながらも主張する事なくその場に佇みます。
自画自賛になってしまうが、かなりのクオリティー!
作り手の苦労を見せないこの雰囲気が出せるようになりました!
3Mの造作ソファー
胡桃のラウンドテーブル(自社製作オリジナル)
花びらのようにお客さまがセレクトしたカラーの椅子が納まりました!
なんかかわいい。
加藤大工も午前中はお客様対応。
大工が見学会に立ち会うのも珍しいでしょ。
作り手の顔が見える工務店です。笑
初めて新築戸建の現場を任せてもらい、日々手探り状態です。
いつもとやることは大体同じなような気がするけど、
そもそもそこには何もないところからスタートするから全く違いました。
さて工事も着々と進み断熱工事に進みます。
断熱工事で今回使うのはグラスウールではなくセルロースファイバーを使います。
グラスウールだと自分達で施工するのですがセルロースだと機械で吹き込むのでそうもいきません。
断熱屋さんが吹き込む前に下地やら設備の配線等全て終わらせないといけないので、
段取りや職方さんとのやりとりも重要です。
今回は壁と天井を分けて吹き込みました。
天井の方には断熱用の下地と天井の下地が必要になってきます。
天井の下地を組んでしまうと断熱工事ができなくなってしまうので吊り木だけは忘れないように施工しています。
先日今年一回目の建て方がありました。怪しい天気の中、無事上棟も終わり外部内部ともに着々と進んできています。
最近連日とても暑い日が多く、直接日の当たらない室内でもすごく暑かったです。
いつも重要視している断熱材ですが今回は特に施工前と施工後でしっかり力を発揮していることを実感しました。
屋根に断熱材を入れる前には汗が全く止まらないほどの暑さでした。
入れた後には部屋はひんやりし、やっと室内感が出てきました。
施工中、通気層を作っている際そこに暖かい空気がたまりそれだけでも熱の伝わり方が違いました。
そこに断熱材を二重に入れ気密シートで気密をしっかりとります。
テープも使いしっかり気密をとるのですが一部貼らずに残しておき日中手を入れてみるととても中が高温で手だけ汗をかきました。
普段当然のように断熱材を入れていますが施工している側が作業の意味を知っているというのはとても大事で、知っているからこそいい仕事ができると思います。
新築基礎工事が進んでいます。
根切
地盤改良したのちいよいよ基礎工事スタートです。
基礎工事の最初のポイントは位置と高さです。
基準になる箇所からしっかりと図面と照らし合わせて基礎工事の最初の工程、根切工事が進んでいます。
防湿シートを敷き詰めて捨てコン打設
防蟻性能も兼ねた防湿シート、ターミダンシートはシロアリの侵入を基礎下からシャットアウトします。
施工要領にしたがって丁寧に作業することで性能を確保することができます。
鉄筋組み
基礎コンクリートの強度にかかわる大事な工程です。
複雑な鉄筋をしっかりム見上げてこそ丈夫な基礎ができるのです。
鉄筋検査
検査機関による厳しいチェックを受けて
お客様が安心して住める家が出来上がっていきます。
指摘事項もなくスムーズに検査完了です。
耐圧コンクリート・止水材
家を支えるいわゆるベタ基礎です。
この上に基礎の立上りができていきます。
耐圧面と立上り面のコンクリートの打ち継ぎ箇所から雨水が基礎内部に侵入しないように止水材を施工します。
打ち継ぎ箇所から水が浸入するとこの止水材クニシールが水に触れた箇所が膨張してそこから先への水の侵入を防ぐのです。
立上り枠設置・アンカーボルトチェック
耐圧面の上に基礎立上りの枠組みをしていきます。
基礎と土台を緊結するアンカーボルトのチェックもします。
構造図面をもとに基礎やさんが設置したアンカーボルトを管理担当者2名でダブルチェック。
位置、高さなどシビアに確認します。
しっかり施工されていて安心でした。
コンクリート打設が終われば基礎は9割完成です。
養生期間をおいて枠の撤去を待ちます。
今、都筑区の工場では杜CAFEのオープンに向けて製作中です。
こちらはCAFEのキッチンに納める吊り棚です。
両面側から見える為これまた気を使います。
今回のポイントはお客様から見える側は継ぎ目の無い様にしたことです。
通常は箱型の家具を作る際には縦に使う 「帆立」 と呼ばれる部材と
横に使う 「地板・天板」 と呼ばれる部材で構成されますが、
各板の厚みのラインが見えて来てしまうのが普通です。
その為に縦と横の継ぎ目が見えてしまいます。
今回は一手間加えて四方留めの様な作り方をしました。
この方法のせいで木目の繋がりが途切れることが無くすごくスッキリしたデザインに見えます。
両面仕様の吊り棚でメープル材の白い色とシンプルな木目にはこの工法はピッタリな気がします。
気になる方はオープン後に杜CAFEまで見に来られてはいかがでしょうか?
いろいろな意味で杜CAFEのオープンが楽しみですね。
そんな中でも仕事の切りの良い場面では、お待たせ致しておりました本棚を製作しました。
ラワン合板で作った本棚がこちらです。
ラワンの持つ独特の木目がとても良い雰囲気を出していると思います。
塗装には色付きのオイルを施しています。
高野大工と納品に行ってまいりました。
実際にお部屋に取り付けると工場で見ていたのとは違う色や表情が見えてきてとても素敵だなと思いました。
そして一息つく間も無くCAFEの最終局面に突入です。
残りは建具と引き出しの面材ですがこの部分は無垢材で製作します。
要するに一番の見栄えになってくる部分でもあります。
建具は框組みでお得意のホゾで組みます。
ホゾ組みは自分の十八番なので苦も無く加工しちゃいます。
やはり木工でこういう加工はやっていて楽しいですね~。
以上です。五味