大工石谷の現場日記 其の十 マホガニー一枚板の平面出し
無垢の一枚板のテーブルを制作するのに一番初めに一番の大きな工程があります。
毎回、みんながバテバテになってがんばっているのが板の平面出しの作業です。
搬入されてきた一枚板をテーブルの天板にするために、
平らに加工してピカピカに削りあげるのが平面出しです。
この工程で平らでキレイな天板が出来上がるのです。
加藤大工と秋本大工が担当する機会が多く、二人は慣れたもので、
ちょいちょいっと終わらせてしまいます。
と思っていたら、今回の担当、加藤大工がやっぱりぐったりしてます。
でも、自分なんかよりもはるかに、パワフルに、削る削る削る削る削るっ!
マホガニーの削り節が、わっさわっさと出ております。
鉋の切れ味が落ちると刃を研ぎ、また削り、研ぎ、また削りの繰り返しで
お客様に提供できる商品になっていくのです。
絶対に手はぬけません。
本日は板が平らになったところで終了。
キレイなマホガニーの木目があらわれました。
来週の表面の仕上げの削り作業でさらにキレイになっていくんだろうな~。
次回の作業までに反りが出ないように固定して来週に備えます。
加藤大工、お疲れ様でした。