無垢の特徴を考える
こんにちは。
大工の石谷です。
実は数年ぶりのブログになりますが
頑張って更新していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
昨年リフォーム工事を営業担当させていただいた現場のご紹介です。
戸建てのカーペット張りの床と階段に杉のフローリングを張る工事でした。
杉の無垢フローリングを階段の段板に張って立上りのケコミ部分には杉板を張りました。
杉はやわらかく肌触りがやさしくて温かみのある材料で裸足で歩いて気持ちのいい材料でおすすめです。
ただ、やわらかさが弱点になるところもあり、
階段の段板のかどが歩いているうちに削れて丸くなってしまうのです。
これも無垢材の味でもありますが今回は段板のかどにタモ材を張りました。
タモを使ったのには二つ理由があり、一つは杉に比べて硬い木なのでかどが削れないように。
もう一つは階段を降りてくる際に視覚的に杉のフローリングだけだと段ごとの境が見えずらいので
タモをかどに張ることで段ごとの境をわかりやすくしたかったのです。
階段に杉を張る作業は根気がいりますが鉋で削り合わせながら丁寧に張っていきます。
ビフォー!
アフター!
おぉ・・・杉の階段素敵です。
床の杉フローリングも
しまった・・・床のビフォーの写真がありませんでした。
アフターたくさん見てください。
玄関の框はカエデにしました。
もちろん無垢材です。
白い杉フローリングに色味を合わせたくて
杉、ヒノキだとやっぱりかどが削れてしまうのでカエデにしました。
やっぱり無垢材はいいですね。
お客様にもとても喜んでいただけました。
大工さんがすごく丁寧でしっかりしていて
あんな大工さんは初めてで安心してましたと嬉しいお言葉もいただきました。
お客様に喜んでいただけた時がこの仕事で一番うれしい時です。
工事担当の秋元大工に伝えたらやっぱりうれしそうにしていました。
ありがとうございました。