介護保険住宅改修で土間の段差を解消。と、それについて思う事。
投稿:やまもとふみこ
横浜の個人宅にこんなに立派な桜の樹があるお家はそうそう無いと思うのですが。。。
あいにくの雨だけど、お仕事ついでにお花見が出来るだなんてちょっと得しちゃった気分ですね^^
素敵なお庭がある築50年ほどの立派な日本家屋には、おじいさんとおばあさんが住んでいらっしゃいます。
今回のご相談は介護保険住宅改修。
足腰が弱って、上り下りが大変になった土間のスペースに、階段と手摺りを取り付けたいとの事でした。
まずは現地を見させて頂き、担当のケアマネージャーさんと一緒に、どの様な改修をするかを細かく相談の上、現状報告と改善提案の書類を作成し、区役所に提出。
最大で18万円の工事費用が給付されます。
急な段差を緩和する為に、段差を増やして一段の踏面を大きくとり、両側に手すりを取り付けて上り下りを楽に行えるようにしようとの今回の計画。
加藤大工に担当して頂き、
ねこ様に現場監督をお願いしました。
使いやすさを一番に考えて手摺りの部材や階段の大きさを決めて
あとはおじいさんおばあさん(と、ねこ様にも)気に入って頂ける様に素敵な階段にしましょう!!
と、写真を撮っていた所
ふと土間の一角に目を向けると、今でも現役の薪ストーブがお部屋を暖めていてくれました。
お風呂も同様に薪で沸かすと聞いてさらにびっくり。
いまから40~50年前の暮らしは、これが当たり前だったんだ。。
と、タイムスリップしたかのような不思議な感覚に陥りながら、今のおじいさんおばあさんの暮らしに考えていたのです。
「当たり前」って人それぞれで、きっとおじいさんおばあさんには、この今の生活が「当たり前」なのだろうから
ピッと指一本でお部屋が温まったり、お風呂も沸く今の暮らしはきっと魔法みたいに感じるんじゃないだろうか。。。?
段差がたくさんあって不便な家に暮らすより、魔法みたいになんでも出来るもっと暮らしやすい家に住んだ方が良いのじゃないかしら?
と、思う反面
自分の祖母もまた新しい家での暮らしを好まず、先立った祖父と暮らした家で30年、40年前と同じように暮らしている事を思い出しました。
「 出来るうちは何でも一人でやるのっ! 」と良く言っているし、そこに暮らす事は、祖母にとっての大切なアイデンティティになっているのだと思います。
こうした方が便利だし、この方がきっと楽ちん。 と、してあげたい事はたくさん浮かんでくるのですが
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