投稿:やまもとふみこ
布クロス。。。?
布を英語で言うとクロス=cloth だから直訳すると布布って。。?ちょっと意味がわからない言葉ですね。
現在の家づくりで主流になっているビニールクロスは、布の壁紙(布クロス)よりも安価で量産しやすく施工しやすい素材として一気に普及し、反対に布や紙のクロスは高価で施工も難しい事から、あまり使われる事が無くなってきました。
ビニールクロスと言う言葉も布の壁紙に変わる物として、新しく作られた言葉なのだろうなぁと思います。
現在では一般的でなくなった布クロス。
実は私も使うのが初めての素材なのでサンプル帳の小さなサンプル片を見ただけでも、織物の柔らかな素材感や上品な質感はビニールクロスとはやっぱり違うなぁと実感しました。
今のクロス職人さんでは布クロスを貼ったことがある職人さんの数も少なく、特殊施工の部類に入ります。
と、言う事で クロスに自信あり!な、ホームクリエイション さんの重鎮で、元は経師職人(襖や障子、屏風などを貼る専門職)の 藤原お父さん の登場です。
経師職人についての詳しくはこちら
「 布のクロスを貼るなんて前世ぶりかな~?思い出せるかな~? 」 なんて言いながらも久しぶりの布クロス施工を楽しんでいる様にも見えます(笑)
ビニールクロスなら使う分のクロスに一度に糊付けをしておけるのですが、布のクロスは空気を通すので糊をつけて置いておくと、クロス同士がくっ付いちゃうし乾いてしまいます。
その為、壁に貼る前に一枚一枚糊付け。手間の掛かる理由の一つは、こういう事なのね。
シワにならない様に、柄が綺麗に繋がる様に、布クロスを汚してしまわない様に、丁寧に丁寧に施工中。
布の切断面が綺麗に出ないと柄も綺麗に繋がらないので、カッターの刃を何枚も使って、丁寧に丁寧に。
熟練の職人であるお父さんの技を盗む為?お父さんの背中を見つつ藤原お兄さんも布クロス貼りに挑戦中。
「おやじみたいには進まないよ~布クロス難しいよ~」と言いながらも、お父さん仕込みの丁寧なお仕事で布クロスを貼っています。
布クロスを貼れる職人さんが今後も絶えないように若い職人さんもがんばっているんですね!
と、布クロス施工の様子をお伝えしたくて写真をたくさん撮っては見たのですが。
クロス職人さんって基本的に壁に向かって作業しているでしょう?なのでお顔が写る写真が無いのですよね。
男前なイケメンクロス職人親子のお顔がしっかり撮れていないのがとても残念。
布クロスの施工はまだまだ続きます。
仕上がりに乞うご期待っ!!
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