中古戸建てのリフォーム。
投稿:やまもとふみこ
中古で買った戸建て住宅を、より自分たちらしい家にするために、こだわりを盛り込んで工事中の「こだわりプラスの家」
新築と違い中古戸建てのリフォームは、実際の空間を見ながら
ここが気になる!コレはこのままでも素敵♪なんて、今の状態に足したり引いたりの家づくりができることが魅力だと思うのです。
工事着工前には、お施主様と一緒に家中の隅々を回ってプランを練り練り。
工事が始まってからは加藤大工が着々とお施主様のこだわりを形作っています。
この写真、高い吹き抜けから見下ろして撮ったのでわかりづらいケド、玄関框を取り付けているところ。栗の無垢フローリングに似合うように、框はタモで制作しました。
ふと顔を上げると、吹き抜けを照らす照明。
アンバーのガラスのシェードがなんともレトロで可愛らしい。今のメーカーさんから出されている商品ではなかなか見つけられないデザインだと思います^^
築20年以上の中古のリフォームになると、ちょっとレトロな照明器具に出会えるコトが多くて楽しいです。
この照明器具はこのまま、大切に使わせていただくことにしましょう。
そして築20年くらいだと汚れや傷が気になるクロス。
購入前の内覧で売主さんが住まわれている状態ではわからなかったクロスの状態も、家具が無くなってがらんとした部屋では汚れや劣化が意外と気になるもの。
まずは今のクロスを剥がしてきれいさっぱり内装をリセットするところからはじめます。
クロスの張替えを機に、アクセントウォールで好きな色を足してみたりしながら自分好みのインテリアにしていくのも楽しいものです。
今の状態からちょっとづつ自分好みになって、日々変化をしながら暮らしのイメージが出来上がっていく。
こだわりプラスの家。
こだわりが少しずつ形になってきました。
Tags: クロス工事, リフォーム, レトロな照明, 中古戸建て, 大工, 新築戸建て, 横浜, 無垢フローリング, 玄関框, 自然素材, 都筑区
お気に入りのクロスから考えるトイレのインテリアコーディネート。
投稿:やまもとふみこ
トイレのリフォームをお任せで!
と、インテリアコーディネーターとしては大変やりがいのあるお仕事をさせて頂きました。
全てをコーディネートするのでも構わないけれどせっかくだから、クロスは一緒にお選びしましょうとたくさんのサンプル帳を集めて一緒にお選びいただいたのは、マナトレーディングのカタログから、薄いラベンダー色にステンシルの様なお花柄が入った輸入の紙のクロスでした。
以前にご紹介した布クロス同様、施工の難易度が高い紙クロスですが、高級感があり国産のメーカーには無い、大胆な柄や色使いの物も多いのでインテリアにこだわりがある方には憧れのクロスでもあります。
施工は今回ももちろん熟練のクロス職人である、ホームクリエイション藤原お父さんです。
日本で一般的に流通しているビニールクロスの幅は90cm。
海外製のクロスは女性でもDIYが出来るようにと、女性の肩幅に合わせて約60cm前後の物が多いので、クロスを貼る手間が増えるのと、薄い紙クロスは下地の凸凹を拾いやすいので、下地処理や柄合わせなどなど。難易度の高い施工になりました。
素敵なラベンダー色のクロスに合わせて、トイレ内の手洗カウンターは装飾のある面をつけた框組。
もちろん自社の工房で、家具職人の五味さんが製作してくれました。
白い塗装の仕上げは現場で行います。
トイレの入り口の建具も同じく自社の工房で製作。
マホガニーの色合いを引き立たせる様に、蝶番やドアノブなどはゴールドを選びました。
なかなか日本製でイメージするドアノブが見つから無かった為、フランスからBOUVET(ブーベット)社の物を取り寄せました。
仕上がったトイレの内装です。
カウンターは白く塗装、洗面ボウルと自動水栓はセラトレーディング。
大人の女性を意識して、カウンター部分は落ち着いた色味をセレクトしました。今まで使用されていたタオルホルダーやミラーは再利用したのでそれに合わせて、水栓や家具の取っ手等の小物はゴールドを選んでいます。
この空間に似合うトイレを探し回っていた頃、丁度良いタイミングでTOTOから発売の発表があったネオレストNX。
たまごの様なコロンとした形が良い意味で、トイレらしく無く上品な空間を作る事が出来ました。
以前の増築で、窓の外に新しい部屋が出来たため機能をはたしていなかった窓には、LED照明とステンドグラスを入れ、自然な光が入り込んでいる様な演出。
窓枠もルーターで一本一本製作したオリジナルです。
こうして出来上がったトイレは、今までの中山建設のインテリアコーディネートにはない事例になりました。
完成したトイレをご覧になったお施主様にもとても喜んで頂く事が出来てホッと一安心。
インテリアコーディネーターの学生だった頃、憧れていた設備や家具、壁紙が全部詰め込まれていて、あの頃は紙の上でしか表現できなかった空間が、完成したことが嬉しくて嬉しくて、何枚も何枚も写真を撮りました。
貴重な経験になるお仕事をお任せ頂き、こうして完成したことが、なんだか夢の様な気がしていて、撮りためた写真を見返しては夢じゃなかったんだよなぁ~と、思い返している今日この頃なのでした。
Tags: BOUVET, ゴージャスなトイレ, ゴールドの金物, ステンドグラス, セラトレーディング, ネオレストNX, マナトレーディング, 紙クロス
布のクロス施工しています。
投稿:やまもとふみこ
布クロス。。。?
布を英語で言うとクロス=cloth だから直訳すると布布って。。?ちょっと意味がわからない言葉ですね。
現在の家づくりで主流になっているビニールクロスは、布の壁紙(布クロス)よりも安価で量産しやすく施工しやすい素材として一気に普及し、反対に布や紙のクロスは高価で施工も難しい事から、あまり使われる事が無くなってきました。
ビニールクロスと言う言葉も布の壁紙に変わる物として、新しく作られた言葉なのだろうなぁと思います。
現在では一般的でなくなった布クロス。
実は私も使うのが初めての素材なのでサンプル帳の小さなサンプル片を見ただけでも、織物の柔らかな素材感や上品な質感はビニールクロスとはやっぱり違うなぁと実感しました。
今のクロス職人さんでは布クロスを貼ったことがある職人さんの数も少なく、特殊施工の部類に入ります。
と、言う事で クロスに自信あり!な、ホームクリエイション さんの重鎮で、元は経師職人(襖や障子、屏風などを貼る専門職)の 藤原お父さん の登場です。
「 布のクロスを貼るなんて前世ぶりかな~?思い出せるかな~? 」 なんて言いながらも久しぶりの布クロス施工を楽しんでいる様にも見えます(笑)
ビニールクロスなら使う分のクロスに一度に糊付けをしておけるのですが、布のクロスは空気を通すので糊をつけて置いておくと、クロス同士がくっ付いちゃうし乾いてしまいます。
その為、壁に貼る前に一枚一枚糊付け。手間の掛かる理由の一つは、こういう事なのね。
シワにならない様に、柄が綺麗に繋がる様に、布クロスを汚してしまわない様に、丁寧に丁寧に施工中。
布の切断面が綺麗に出ないと柄も綺麗に繋がらないので、カッターの刃を何枚も使って、丁寧に丁寧に。
熟練の職人であるお父さんの技を盗む為?お父さんの背中を見つつ藤原お兄さんも布クロス貼りに挑戦中。
「おやじみたいには進まないよ~布クロス難しいよ~」と言いながらも、お父さん仕込みの丁寧なお仕事で布クロスを貼っています。
布クロスを貼れる職人さんが今後も絶えないように若い職人さんもがんばっているんですね!
と、布クロス施工の様子をお伝えしたくて写真をたくさん撮っては見たのですが。
クロス職人さんって基本的に壁に向かって作業しているでしょう?なのでお顔が写る写真が無いのですよね。
男前なイケメンクロス職人親子のお顔がしっかり撮れていないのがとても残念。
布クロスの施工はまだまだ続きます。
仕上がりに乞うご期待っ!!
Tags: リフォーム, 壁紙, 布のクロス, 布クロス, 特殊施工, 紙のクロス, 経師職人
ヘリンボーン張りのリフォーム工事。完成しました。
投稿:やまもとふみこ
リフォームもお引き渡しの日が近くなるにつれ、沢山の職人が現場入りして一気に仕上げの作業を行って行きます。
石谷大工は枠や幅木の取り付け。
中山建設のリフォームでは家具の取り付けも大工が行うので、細かな残工事を一つ一つ行いながら少しづつ完成に近づいていくのですが、やっぱり工事の最終段階のこの頃はバタバタ。
クロス職人さんも急ピッチで作業を進めて下さったのでクロスも綺麗に仕上がりました。
工房で製作した洗面台を取り付けて床の全ての養生シートを取ったら室内をお掃除。
お施主様のDIYで塗り壁の仕上げとフローリングのオイル塗装をして頂いてすべての工事が完了です。
リビングに併設されていた和室を、チークのヘリンボーンフローリングに張り替えて特別感のあるワンコーナーが仕上がりました。
壁面はお施主様のDIYで湯布珪藻土塗りの仕上げです。
珪藻土は乾いてしまえば白い壁になるので、まだ乾ききっていない珪藻土塗り壁とオイルを塗りたての艶やかなフローリングの今しか見られない表情がとっても印象的でした。
つながるキッチン。現場の気温上昇中です^^
投稿:やまもとふみこ
暑いっ!!
日に日に暑さが増してきました。外仕事の職人さん達はお天気の心配をしながらの毎日の様です。
雨で現場が進まないのも困るけど、梅雨が明けたらぎらぎら太陽の下でのお仕事になるので、熱中症とか気を付けないといけませんね。
外工事から一転、実は内装工事の現場の熱気も日に日に増しているのです。。。
工事着工からもうすぐ一カ月の つながるキッチン (リフォーム着工時の様子はこちら)
大工工事と並行してクロス工事が始まりました。
和室の小上がりや造作の壁面収納など大工工事が多く、担当の秋元大工(修ちゃん)は大忙しです。
通常は大工の木工事が終わってからクロス工事になるので、同時に同じ部屋で作業を進めているって事は、修ちゃん煽られまくり。
修ちゃんがインターフォンの機械を取り付けている隣で、クロス職人の鈴木さんが真っ白なクロスを貼って、そのお隣では電気工事の吉田さんがコンセントの配線の作業を。。
それぞれがお互いの作業を確認しながら、出来る所からどんどんと、テンポよく作業を進めて行きました。
システムキッチンの据え付けが終わったので、キッチン側からダイニング側にいる職人さん達をぱちっと。
これから気温が上がるにつれて、外仕事も内装の工事も、どちらも暑さに悩まされながらの工事ですが、それに負けじと現場の職人さん達みんな、熱く仕事に燃える夏になりそうです^^