木のマンションリノベ
窓際にダイニングテーブルのある家

上質な木の空間を目指しました。

時の流れがまるでゆっくりになったかのような錯覚をおこします。
家での時間を楽しむために、窓際の一番気持ちの良いところにダイニングテーブルを配置できるようにプランニング。
小上り畳、大型造作ソファー、スタディーデスク・・いたるところに居場所をつくりました。
一番こだわったのは、大きな窓から外をのぞむ窓。
街路樹の緑を室内に取り込むために、アルミサッシの存在を木製建具で消す工夫をしました。
そして、風や光の流れ、家事動線や生活動線といった人の流れにも配慮し、
いつまでも心地よく住める空間を目指しました。

ダイニングキッチンは天井を下げて落ち着いた空間に。
板張りの天井はマホガニーで。
艶のある存在感ある無垢板が、空間をさらに上質なものにしています。

大型の造作ソファーとスタディーデスク。
ソファーのサイドテーブルにはコンセントも設けられ、使いやすい工夫が。
小上りの畳スペースからの繋がりもよく、くつろぎの空間です。
小上り下、ソファー下共に収納があり、ものをスッキリ納めることができるのも嬉しいですね。

低めに設定された小上りの畳スペース。
上り下がりしやすく、腰掛けるのもちょうどいい高さです。
廊下に面した腰壁にはブラックチェリーの天板を設えました。
ちょっと腰掛けて本棚からとった本を読んだり、畳に座りながらサイドテーブル的に使ったりと、様々な使い方で生活に広がりが生まれます。

機能的なシステムキッチンと大容量の背面収納。
天板はブラックチェリーです。

キッチンから洗面台、お風呂への動線も使いやすいですね。

廊下に配した本棚。
ちょっとしたギャラリースペースにもなります。
本棚の裏側はウォークインクローゼット。
十分な収納かつ、リビングへ抜けられる配置となっており、回遊動線で生活のストレスがありません。

オリジナルの造作丸テーブルは、ナラの無垢板で。
お施主さまが悩んで決めたサイズは空間にぴったりでした。
こだわって設計された脚の構造により、360°どこにでも椅子を配置できます。

もう一つ造作のテーブル。
こちらもナラの無垢板です。
本当に素晴らしい素材で、どっしりとした存在感は格別です。
脚を簡単に付け替えられるようになっており、ソファーに座って食事をする時、畳で使う時に応じてテーブルの高さを変更できます。