今回のリフォームでは奥様がデザイナーをされている事から、イメージを伝えて下さるのがとっても上手。
たくさんのスケッチを書いて下さり、自分のイメージを伝えて下さりました。
したい暮らしや、その空間での過ごし方がしっかりとイメージできているので
私たちに出来る事は”そのイメージをより良い雰囲気で実現できる素材を選ぶ・作りだす”ところから始まりました。
今回造作家具で使用した主な素材は、シナ合板の着色。
天板部分にはレッドシダーの接ぎ材を使用しました。
扉を作り替えて大きくイメージを変えたキッチンは、既存のキッチンをそのまま使用。
壁面と床に貼ったタイルと質感良くなじみました。
レトロな雰囲気のカフェのようなイメージでこだわって探したタイルは、平田タイル Hi-Ceramics オールドフランセ
お客様も使用されるので雑多な物を丁寧に収納し、かつ気持ちの良い空間に仕上げた洗面脱衣室。
こちらの洗面台もレッドシダーのオリジナル造作です。
洗面ボウルにはTOTOの実験用シンク、ceraのレトロな雰囲気の水栓金具と、お施主様が選ばれたミラーやタイル。
どれも好きな物を集めて作り上げた特別な空間になりました。
中古戸建のリフォームで、すべてを一新する事は出来ないけれど、
自分の好きな物を取り入れた空間を作りたい。
目に見えるもの一つ一つに思い入れが込められたこの家が出来あがった時、
より一層「自分の家」と言う実感が湧いてくるのだと思います。
リフォーム工事後にお伺いした際小物や照明器具、
庭で育てたお花などが加わってより一層、住まわれる方にお似合いの家になっていました。
これからのこのお家の変化の様子もまた楽しみなのであります。