一つの家具ができるまで。チークの洗面台
投稿:やまもとふみこ
今日、カブトムシ見つけましたよ。
工房の周りには緑がいっぱいで、カブトムシも珍しくないのだけど、こうして見かけるとやっぱり嬉しい(笑)
毎日家具を作っていてたくさんの木屑が出るから、カブトムシたちも暮らしやすい環境なのでしょうね^^
カブトムシ欲しい子!カゴもって遊びにおいで!! 夏休みのワークショップ開催しています。
カブトムシが思わず寄ってくる工房ではただ今、洗面台製作の真っ最中。
今作っているのは引き出しの前板。
突板を使用する事で、無垢の木を使った場合に恐れがある捻じれや歪み等の心配が無くなります。 無垢の木に比べて軽い事も大きなメリットの一つ。
ただ、断面は綺麗に処理をしてあげないと、使用するうちに突板が剥がれてきてしまったり、見た目的にもなんだか残念な仕上がりになってしまうので、一手間かけて、細く加工をしたチークの無垢板を貼り付けています。
きっと、気を付けてみてみないと無垢板が貼ってある事には気が付かないと思うのだけれど、無垢板が貼ってあることでこの家具の雰囲気がぐっと良くなると思うのです。
引き出しの扉が完成しました。
取っ手は敢えて付けないで、無垢のチークを彫り込んで手掛けにしました。毎日使ううちに自然と艶々してくるのも楽しめると思います^^
せっかく木の家具をつくるのだから、使いやすくかつ木の風合いが感じられるような仕上がりの工夫を盛り込んでいます。
天板はもちろんチークの無垢板で。
ウレタンで塗装をかけるので、水が掛かっても安心してお使いいただけます。
一つの家具が出来るまでに、使い勝手や見た目のデザイン、木の質感などなど。たくさんの事を考えながら、職人さんが工夫を凝らしながら、一つ一つ仕上げています。
お使い頂くうちに、そんな一つ一つのこだわりを感じ取って頂けたら嬉しいですね^^