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お手洗い台と建具

年末に向けて忙しくなってきた今日この頃ですが、

家具も新築やリフォームの建具、テーブル、大型取り付け家具などがまだまだ控えております。

 

こちらは特注のお手洗い台です。

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天板は人造大理石にイタリア製の洗面器が収まります。

扉は白に塗装予定です。こちらの扉に付いている面材は試作を繰り返してできた物です。

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複数の刃物を組み合わせて作っているので市販されてないオリジナル面材です。

洗面器のデザインにも合わせて考えました。

取り付けが楽しみです。

 

そして、新築物件の建具も続々とできて来ております。

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もう少々お待ちください。

 

 

それと最近のチャボたちですが、なんとー!卵を産みました!

はいこれです。

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超小さな卵ちゃんです。。

どちらが産んだのかは分かりません。

チャボたちも日々成長しております。二羽の大きさはやっと同じくらいになりました。

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五味

 

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33枚の留めのテーブル。

投稿:やまもとふみこ

 

ぶばーっ! とか

ぎゅぃいーん!! とか

ばりばりばりーっ!!! とか。

大きな機械が動いていで木材の加工をしている時は工房中に爆音が響き渡ります。

 

固い木を加工している時などは特に凄い爆音で、事務所内での会話も大きな声で滑舌よく話さないと聞こえなかったり、電話の声も聞こえづらかったりと、少し不便も感じるけれど工房が静かだとそれはそれで何だか落ち着かない気もするんですよね(笑)

 

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今日の工房は大きな機械は一休みしていて、鉋(かんな)がしゃかしゃかする音が響き渡っています。

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家具職人の五味さんが作っているのは、改装中の店舗に納める33枚のテーブル。

表面メラミン化粧張りで、大手ラワン無垢留め加工。

留め は二本の木材の端を45°でカットしてくっ付けて、仕上がりを90°にする事を言います。

この二本を隙間なく、ぴったりと付けるのは実は結構難しい(らしい) 45°でカットした先端は細く尖るので、湿気や乾燥の影響を受けて隙間ができやすいのだそうです。

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鉋がけをしながらそんな話をしてくれるので、思わず厳しい目でしっかりぴったりくっついているかなって留めの部分を凝視しちゃいましたよ。。。

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33枚。綺麗にぴったりくっついていました。

普段何気なく見ている家具や、建具の隅っこだけど、ここがぴったりとくっついていないと全体として綺麗な仕上がりには見えない大切な箇所。

神々は細部に宿る と、昔の有名な建築家もおっしゃったように、細部にこそ職人の技と努力の結晶が詰まっているのですね。

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整理収納アドバイザーのオーダーメイドキッチン。

投稿:やまもとふみこ

 

今年のはじめころ、只今建設中の丘の上の平屋の第二回目塗装DIY作業を行っていただきました。

二回目ともなるとさすがに手慣れたもので塗装の作業はササッと終了。

そのまま工房の作業台でキッチンのお打合せ。

お施主様で整理収納アドバイザーでもある田中はるかさんが、キッチンにある物全てをリストアップして、設計士の薬師寺さんと一緒に使う場所や収納をするのに必要なサイズをまとめる作業をしていました。

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「とにかく収納たっぷりと!」と考えがちですが、無駄に収納を増やす事で必要のない物を溜めこんでしまったり 在庫を把握しきれず使いきれないままになってしまうのはもったいない。

暮らしに必要な物が必要な分だけ使いやすい場所にあることで、日々の暮らしがちょっと楽になって

そのちょっとの楽がたくさんつくる事が、暮らしやすい家づくりに繋がっていくのだなと思いました。

整理収納の他にも、薬師寺さんと田中さんお二人の主婦目線・女性目線での「使いやすい」を盛り込んだキッチンのプランが出来あがりました。

 

それから約一か月。

現場の進捗に併せていよいよ製作がはじまりました。

 

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フレームになる材料は杉の無垢ボード。厚さは24mmです。

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無垢材の中でも比較的安価で、家具に加工がしやすい素材なのでこれから多様の予感。。

質感も良く工房は杉の良い香りです。

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製作中のキッチンの写真を撮って、田中さんにお送りしたらとっても喜んでいただけました^^

近々ブログで詳しくご紹介して下さると思います。

ぜひ併せてご覧になって下さいね。

 

整理収納アドバイザー田中はるかさんブログ ととのえるおさめる

 

 

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白い家具を作りました。

投稿:やまもとふみこ

 

白い家具を作りました。

取っ手も白で統一したので、これまでの私たちの作る家具とはまたちょっと違った趣。

素材が変わるだけで家具の印象ってすごく変わる物ですね^^

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キッチンの背面にカウンターと吊戸棚。

カウンターの天板はタモの集成材を使用しています。

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手元灯にはLEDの細い照明を使って柔らかい光を取り付けました。

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将来的に電気コンベックが入れられる様に寸法を取って、内側部分にはキッチンパネルを取りつけたオーブンのスペース。

スペースはもちろん、家電に合わせてピッタリ寸法で作れることが造作家具の一番の魅力だと思うのでここは抜かりなく。。

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見せたくないけど、大容量が欲しいゴミ箱はキャスターを付けた台車の箱ですっぽりと出し入れが出来るようにしました。

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同じくキッチン。

これまでデッドスペースになっていた場所に床から天井までいっぱいの棚をつくりました。

一部を引違いの扉にしたので、食器や食品など何でも全部こちらにしまう事が出来るパントリー収納です。大きな家具ですが白い色のおかげで圧迫感も無く綺麗に納まりました。

同じお家の中でもう一つ。

玄関ホールにつけた白い大きなキャビネット。

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コートを掛けられる様にポールを取り付けました。寒い日が続いて来たのでこれから活躍の場が多い家具だと思います。

コートなどの羽織りものはもちろん、お出かけの際のかばんや季節ものの靴なども全てこちらにしまっておくことが出来ます。

いってらっしゃいと、おかえりなさいのお手伝いしてくれる頼もしい家具ですね^^

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同じ家具を側面から見たところ。

LDKと繋がっている階段は家族の気配が感じられてとても良いのですが、冬は温めた空気が上がってしまい冷気が下がってくる困り者。

暖房効率を上げLDKで温かく過ごして頂く為に、階段の前に引き戸を設置する事になりました。

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引き戸を閉めるとこんな感じ。

扉は家具の背面に引き込まれスッキリと納まります。

家具と建具を一体化出来るのも作り付け家具ならではの魅力なのですね^^

 

 【 中山建設の運営するホームページ一覧 】

中山建設のリフォームサイト

中山建設の新築サイト

無垢のマンションリノベーション ムクリノ

無垢フローリング施工専門店    キノユカ

無垢の一枚板・オーダー家具   ムクエミ

ものづくり工房 都築の杜

 

 

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オリジナル製作の建具を作っています。

7月7日 19:28 家を創る人びと

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投稿:やまもとふみこ

 

日ごとに暑くなる気温に比例して只今工房内もヒートアップ中。

暑い暑い。。

 

リフォームなどの現場作業に加え、都筑区の加工場では家具や建具の製作が続いています。

工房での製作・加工を担当してくれるのは家具職人の村越さんです。

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シナ合板の扉に引手になる部分だけ雲杉の板をビスケットジョイントして繋ぎます。

引手は彫り込んでスッキリ!が中山建設で良く作る建具のスタイル。

一見ただの板。そしてただの扉。

と思われがちな建具ですが、実はとっても奥深い。

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現場で採寸してきた寸法を村越さんに伝えて、各部材の大きさや厚み、現場での納まりを確認しながら、取り付ける際の寸法を割り出して~。。と、少しでも採寸を間違ってしまったら一発アウトなので緊張感ビリビリ。

でもそこは工房と事務所が併設されている私たちの強みと言いましょうか。

現場を確認してきた監督と、実際に製作をする職人とがすぐ近くにいて、お互いに現物を確認し合いながら作業を進める事ができるので、結果複雑な納まりの建具製作も可能なのです。

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実際に製作する際には、1/1スケールの実寸で部材の大きさを書き出してみます。

小さな図面では気が付かなかった納まりの問題点が見えてくるのでコレは大切な作業。今日も村越さんが書き出してくれた1/1を見ながら引手の位置などを決めていきました。

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出来あがったシナ合板の扉雲杉の彫り込み引手の建具。オイルを塗って完成です♪

そして村越さんがオイルを塗っているのと同じ頃、修ちゃんが作っていたスプルスの格子付き引き戸ももうすぐ完成。

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夕方の工房では、完成間近の建具のオイル塗りの光景があちこちで見られました。

あとは現場へ持って行って取り付け。

取り付けの様子もまた別の機会にご紹介いたしますね。

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ラワンの造作家具をチョコレート色の塗装で。

投稿:やまもとふみこ

ここ最近でご縁がありまして、近所でご活躍の設計士薬師寺祥子さんから、造作家具のご依頼を頂きました。

普段中山建設でお作りしている造作家具では、素材にシナ合板や突板などを用いる事が多いのですが、薬師寺さんから頂いたオーダーはラワン材をセレクトされていました。

少し前までは、家具などによく使われていたらしく、どこか懐かしい風合いのラワン材ですが、ここ最近ではラワン材の価格も上がっているようです。

中山建設ではこれまでラワンの家具をあまり多くは作って来なかったので、わたくしラワンをちゃんと見たのは初めて。

と、思っていたんですけど完成したラワン家具の木目を見て、ラワンってコレだったのか!。って。

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ちょっとザラザラとした手触りで、細かな木目がたくさん入っている表面は、昔日曜大工が趣味だったうちの父が良く使っていた材料でした^^

ラワンと名前で聞いても分からなかったけれど、手で触れた時の記憶はしっかり残っていたようです。(笑)

 

少し話がずれましたが、完成したラワンの家具は設計士の薬師寺さんとお施主様とで仕上げの塗装をDIYされる事になりました。

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使用する塗料はリボス社のカルテッド。ほんのりうすーくピンク掛かったラワンをチョコレート色のオイルで塗装します。

ちなみにうちの父はペンキでぺっとり仕上げる事が多かったような。。。あぁまた話がそれちゃう。。

 

工房の一角を使っていただいて、塗装の仕方を簡単にレクチャーしていざ塗装。

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体に優しい自然から作られたリボスのオイルは嫌な匂いも無く、DIYにチャレンジしやすい塗料だと思います。

刷毛でササッと塗ったらウエスでサササッと拭き取り。

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沢山の家具を一日掛かりで仕上げて頂きました。

 

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こちらは現場へ取り付けに伺った村越さんが撮ってきてくれた写真。ちょっとぶれてます(笑)

キッチン周りの収納と言う事で、お施主様のご希望に併せて少し変わった納まり。既製品の家具では叶わない使い方も、アイデア次第でお好みの通りに仕上がりました。

天板部分に入れた青いタイルも素敵です。

 

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背面収納もお揃いのラワン。引き戸に付けたデザインガラスも懐かしい雰囲気ですね。


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既存の本棚と併せてテレビボードと壁面収納。

デザインが室内に馴染まないエアコンも、同じラワン材でルーバーを作ってインテリアに馴染む様になりました。

 

今回は設計士の薬師寺さんのデザインという事で、これまでの中山建設の造作家具とは素材もデザインも一味違った家具になりました。素材が違うだけでも印象がずいぶん変わる物なのだなぁと、思いました。

どこか懐かしい雰囲気のラワンの家具製作もお気軽にご相談くださいね^^

 

 

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