仕上げ作業
とうとう蝉の鳴き声が少なくなり、朝晩の涼しさと夜の虫の音が秋を一層感じさせています。
暑さと戦っていた人からしたら、この過ごしやすさが嬉しい限り。
さて大工さんたちは、様々な場所で新築現場やリフォーム現場を担当しています。
今回は「車寄せのある平家」より現場報告です。
つい先日、完成見学会と構造見学会が開催され、構造見学会はこの現場で行われました。
その時はちょうど構造体や、断熱といった仕上がってくるとなかなか見られない。そして性能的にはとても気になるところがむき出しの状態でした。
やはり百聞は一見にしかず。
話を聞いて、どんなものか想像するだけでなく、一目実物を見るだけで考え方が変わり、家づくりに対してもっと欲が出てくるはずです。
そんな現場も仕上げ作業がどんどん進んでいます。
床は杉の赤勝ち無垢フローリング。
これも実際に見て感じていただきたいです!
色味も綺麗で、杉特有の柔らかさ。現場のなかも、良い木の香り。
施工後は傷がつかないよう、しっかり養生で守ります。
そして枠の加工なども自社で行い、仕上げます。
つい最近加工した日があり、加工後に大工自らの手による鉋仕上げ!
加藤大工、杉山大工、自分の3人で削っては鉋の刃を研ぎの繰り返し。。
それぞれ鉋とにらみ合ったり、材料の様子を確認してみたり。
根気が必要な上、繊細な作業です。
大工として鉋や、刃物が切れないのは致命的だと改めて実感しました。
以上現場から、鉋削り大会の模様と、現場報告でした。