スワルの一枚板
スワル材の一枚板の仕上げをしました。
今回の材料はお客様のお持込です。
厚みが90mm有る綺麗な板ですが、
長さを切る際、普通の丸ノコでは厚すぎて切れません。
そこで登場したのが、この特大丸ノコです。重さもパワーも半端じゃない!
こいつならスイスイ切れると意気揚々と挑みますが、トラブル発生です。
切断中に中から火花とともに鉄粉が出てきて一時中断。
なんと中に割れ止めと思われる鉄のボルトが埋め込まれていました。
ボルトが入っている天板の話は聞いたことはありましたが、
本当に入っているのを見たのは初めてでした。
今回はいい勉強になりました。この体験をしたらもう怖いものはありません。。
次は、表裏の割れのある箇所にカリン材で作った「契り」を入れます。
「契り」は材の動きによる割れの進行を和らげてくれる工法です。
契り自体に強度が必要な為、広葉樹の中でも堅い材料を選びます。
トリマーで粗取りをし、契りのサイズに合うように鑿で掘り込みます。
接着剤をつけ、きつめに叩き込めばもう抜けません。
そしてテーブル脚は天板のサイズに合わせて一品ずつ生産しています。
強度を重視して二枚ホゾで作ってます。
完成の写真を撮り忘れましたが、一品づづ心を込めて製作しております。
来週お届けです。
五味