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家として家具を作ること

家具屋の五味です。 最近は新築やリフォーム時にキッチンを作る事が多くなってきました。

キッチンもフルオーダーですのでご要望に応じてひとつひとつ手づくりしています。

天板の素材や引き出しと扉のレイアウト、収納する物のサイズや使い方によって 如何様にもできます。

とは言え間取りなどの都合上で出来ないこともあります。

家具やキッチンを「家」の一部としてひとつひとつ相談しながら作っていけるのが 自社工場で自社職人が作る最大のメリットだと思います。

 

例えば、これはコンロの下にざっくりフライパンなどを置くスペースです。

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ステンレスの巻きパイプをスノコ状に組んだスライド棚です。   こういうのは既製品のシステムキッチンでは出来ないこともあります。

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この様にレールで引き出せて便利です。   システムには無い自分だけのキッチンを創造してみるのも良いかもしれませんね。

 

 

「車寄せのある平屋」の家具

こんにちは、家具屋の五味です。

仕事にかまけてブログを更新せずに

いつの間にか今年も残るところあと数日となってしまいました。

先日、完成見学会を行いました「車寄せのある平屋」の家具達をご紹介いたします。

今回は意匠面にナラ材を使用しています。

ナラ材は一般的には高級材にあたります。

木目がしっかりしていて硬質な質感があります。

キッチンはアイランド型と壁面とセパレートに配置しました。

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アイランド型は両面使いの収納扉付きです。

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 壁面側は引き出しを多く配置して、収納を十分に確保いたしました。

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ソファーも背と座のクッションを含めフルオーダーメイドいたしました。

大容量の収納引き出しもついています。

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TV台は間口が3.6mもある超大型ではありますが、

非常にすっきり収まったのではないかと思います。

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天板は無垢材をハギで製作いたしました。

ハギとは材料の幅を目的の幅にするために、繋ぎ合わせる作業の事を言います。

この作業は材料の長さが長くなればなるほど大変であるのと、材料の購入や選定が難しくなってきます。

今回は3.6mあるので苦労する部分もありましたが、綺麗に収まって良かったです。

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このようにハギの際は長い材料を一枚ずつ木目の選定しております。

 

 

建具も家具と共材にて製作しております。

写真の建具は、リビングダイニングのメインの建具なので、無垢の框組で製作しました。

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そしてアイランドキッチンの横にはテーブルをクルミ材で製作しました。

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こちらは総無垢で脚も共材のクルミです。

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 ホゾ組みなので強度は抜群です。

組み立てもクランプしてしっかりかためます。

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クルミは木目と質感が柔らかくて手触りの良い木です。

テーブルには良く適した木材です。

ナラ材の家具にもとてもマッチしていると思います。

 

他にもトイレ収納やミラー付き洗面台などご紹介しきれないほどありますが、

このようにすべての家具を自社で製作できるのが中山建設の大きな特徴です。

 

 

さて、私の今年の最後のブログですので最近のチャボの花梨さんの様子もご紹介したいと思います。。

 

 

今年の5月に引っ越してきてやっと環境に馴染んできました。

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椅子の上で箱座りしています(笑)

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初めての冬を迎えてこの寛ぎ様ならもう安心ですね。

併設されたカフェに来るお客様にもかわいがってもらっています。

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素敵なカフェテラスを背景に一枚。

 

今年も大変お世話になりました。

ブログを見てくださってありがとうございました。

それでは皆様よいお年を!

 

 

 

 

キッチン製作中

お盆期間中は夏休みを頂きました。

休み明けからフル稼働中の家具屋の五味です。

只今、旭区の工場では大型キッチンを製作中です。

 

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このキッチンはかなりの大きさとボリュームです。

それもその筈、コの字型キッチンなのでであります。

平面で見てコの字型なので壁面3カ所がキッチンになる訳です。

必然的にかなりの大きさになるわけですね。

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天板もタモの無垢材をはぎ合わせております。

工場には納品待ちの本体が所せましと並んでおります。

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納品がたのしみです。

納品後にまたご紹介させていただきます。

 

 

 

キッチン収納の製作。

家具屋の五味です。

今回はこだわりのキッチン収納のご紹介です。

天板はタモ無垢材を使い、剥ぎ板にて製作しました。

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本体側板はラワン合板にて、

中段の板と引き出しの前板は無垢を張ったフローリング材を使っております。

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随所に無垢材を使うことで重厚感が出て質感がグッと上がります。

今回はフローリング材を家具の材料として使うことで綺麗過ぎずラワン合板との相性がいいように思います。

本体側板にラワン合板を使用し全てを無垢材にしないことでコストコントロールもしています。

中段にはスライド棚をつけてあり機能面と見栄えにこだわりを入れております。

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裏側も一部分見えてくるので化粧を施しました。

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引き出しも蹴込みの部分まで収納になっており深い引き出しにすることが出来、収納力にも拘っています。

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こんなこだわりの特注キッチン収納はいかがでしょうか。

 

作りつけ家具をつくる

今、都筑区の工場では杜CAFEのオープンに向けて製作中です。

こちらはCAFEのキッチンに納める吊り棚です。

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両面側から見える為これまた気を使います。

今回のポイントはお客様から見える側は継ぎ目の無い様にしたことです。

通常は箱型の家具を作る際には縦に使う 「帆立」 と呼ばれる部材と

横に使う 「地板・天板」 と呼ばれる部材で構成されますが、

各板の厚みのラインが見えて来てしまうのが普通です。

その為に縦と横の継ぎ目が見えてしまいます。

今回は一手間加えて四方留めの様な作り方をしました。

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この方法のせいで木目の繋がりが途切れることが無くすごくスッキリしたデザインに見えます。

両面仕様の吊り棚でメープル材の白い色とシンプルな木目にはこの工法はピッタリな気がします。

気になる方はオープン後に杜CAFEまで見に来られてはいかがでしょうか?

いろいろな意味で杜CAFEのオープンが楽しみですね。

 

そんな中でも仕事の切りの良い場面では、お待たせ致しておりました本棚を製作しました。

ラワン合板で作った本棚がこちらです。

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ラワンの持つ独特の木目がとても良い雰囲気を出していると思います。

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塗装には色付きのオイルを施しています。

高野大工と納品に行ってまいりました。

実際にお部屋に取り付けると工場で見ていたのとは違う色や表情が見えてきてとても素敵だなと思いました。

 

 

そして一息つく間も無くCAFEの最終局面に突入です。

残りは建具と引き出しの面材ですがこの部分は無垢材で製作します。

要するに一番の見栄えになってくる部分でもあります。

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建具は框組みでお得意のホゾで組みます。

ホゾ組みは自分の十八番なので苦も無く加工しちゃいます。

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やはり木工でこういう加工はやっていて楽しいですね~。

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以上です。五味

 

 

カフェ什器の製作

中山建設運営で二月下旬にオープン予定の「杜カフェ.B」。

今、カフェスペースでは石谷大工が急ピッチで内装を手がけています。

そして、工場ではそのカフェの厨房に設置する什器の製作に入りました。

およそ20平米くらいのスペースにL型引き出し付きカウンターや

つり棚が所狭しに計10台くらい並びます。

そのほとんどがお客様側の表面と厨房側の裏面が見える仕様となっており、家具屋泣かせの造りになっています。

何故家具屋泣かせかと言いますと、

両面仕様の家具というのは裏側がないと言うことなので作業の「逃げ場」が少なく難易度は高くなります。

その分見栄えや利便性は高くなるのがメリットだと思います。

 

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とりあえずは、第一段の納期に間に合うよう頑張って作っているところです。

完成が楽しみです♪

以上です。五味

 

 

 

 

 

 

キッチンリフォーム

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