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夏の思い出~キッチン~下駄箱~建具~

こんにちは、家具屋の五味です。

久しぶりの投稿になります。

もうすぐ夏も終わりそうとだ言うのに、まだまだ残暑が厳しいですね。

ここ中山建設の工房は天井に屋根が一枚なので本当に暑いのです。。体感40度くらいあったかなー

平成最後の夏の思い出と聞かれたら・・・・家具造りをしたこと。。と胸を張って答えます!

今年の夏はお客様のために全力で作ります!と決めました。

とういう訳で、一ヶ月の間に二物件分の家具を製作しました。

キッチンを二台、キッチン背面収納二台、下駄箱一台、洗面台一台、建具は数え切れないほどこなしております。

建具製作は大工さんにもお手伝いをお願いしましたが、

とにかく忙しかったのでブログのことを忘れてしまいお見せできる写真が数枚しか無くとても反省しております。

 

 

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ラワン材で製作した下駄箱の本体です。上段は吊り棚になります。

実際に靴を置く地板と棚板は汚れに強い白ポリ合板を使用しています。

 

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天板はタモ材無垢板でこだわっております。

オイル塗装は仕上げもしっかり行わないとツルツルに仕上がりません。質感にもこだわります。

木目が浮き出てとてもきれいに仕上がりました。

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こちらは欄間窓です。換気や明かりとりに重宝します。

窓としては部材をかなり細く作っているので強度を出したり金具の掘り込みに手間がかかります。

継ぎ手の仕口は必要な強度や部材の厚みなどに応じてチョイスします。

仕口はこんな感じです。

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大工のツートップ加藤大工と秋元大工にも建具の応援に入ってもらいました。

この二人が入れば作業が一気に進みます。お二方ありがとうございます!

頑張ってやりきります。

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以上です

五味

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クラフトマンの家の家具

こんばんは。家具屋の五味です。

先週はクラフトマンの家に納める家具を仕上げました。

この家具はクラフトマンの家最大の見せ場になる部分です。

いつもそうですが、それはもうかなりの気合を入れています。

その最大の見せ場ですがレッドシダーのキャビネットに取り付く6.5mの天板です。

6.5mの天板と軽く言いましたが、そもそも6・5mもある材木は規格外の大きさですので売ってはいません。。

自分も24年間無垢の家具を作ってきましたが、こんなに大きな板は初めて作ります。

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(材木の使い方を決める木取り作業)

 

これはもちろん「はぎ板」です。はぎとは幅の狭い板を貼り合わせて大きな板にすることを言います。

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(はぎ前の状態)

 

 

はぎは無垢財を扱う木工の基本的な技術ですが、これを失敗すると後に「ハギ割れ」をおこしたりするので最も重要な技術でもあります。

加えてこの長さのものですから当然長手方向にもはぎます。

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(ハタガネを使っての圧締作業)

 

これがまた長いこと長いこと。。骨が折れるとはこの事です。。。

そして完成系がこちらです。変な形をしてるのは取り付け後のお楽しみでとって置きますね。

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メインの天板を仕上げた後、キャビネット本体も順調に組みあがり、工場にところ狭しと置いてあります。

 

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キャビネットの見せ場はこの扉です。

無垢の框を強度の有るホゾ組みで組んでおります。

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「ホゾ組み」は「ダボ組み」などに比べて技術的に経験が必要だったり、作るのに時間もかかったりと高価ではありますが経年で壊れることは先ず有りません。

良い家具と言われる物にはやはりホゾ加工は欠かせません。中に入る羽目板もラフ材を表に出した特徴的な仕上がりです。

羽目板の模様も敢えてランダムになるように全体を見て決めています。

 

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(ホゾ穴を角のみ盤で加工中)

 

そうやって手をかけた家具たちが無事に出荷されてやっと肩の荷が下ります。

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(長すぎてトラックにおさまりません 笑)

 

 

取り付け後の様子はまた後ブログに書かせていただきます。

この夏はまだまだ忙しくなりそうです。

以上です。

 

 

加工のあれこれ

家具屋の五味です。

今週は加工のご紹介です。

これは何の加工かと言いますと…

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この幅に対して三つ位作ります。

 

ビスケットも加工して…

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板を合わせます。

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そしてこの金具の登場です。

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金具にはボルトが仕込んであります。10mmのレンチでボルトを地道に締めこみます。

この穴の形はボルトをまわす為のサービスホールなのです。

 

そして固く閉めこんだら完成です。表に返せば継ぎ目もほとんど目立ちません。

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この様なカウンターや板どうしの接合に大活躍の金具「カウンタージョイント金具」のご紹介でした。

この金具は非常に便利ですが金具サイズのチョイスや金具の位置、加工合わせの芯がずれると後々不具合が出ます。

何の加工でもそれなりのノウハウが有り、木材の特性などを考慮しなくては良い収まりにはなりません。

日々勉強、日々チャレンジ、他人のやり方も大いに参考にしますが、最後は自分で考えて実行する。

ノウハウや知識は自分で積み上げていってこそ本物になります。

ちょっとくさいですが以上です。

五味

 

 

特注スライド棚のダイニング収納の納品

今週は横浜のお宅に他社様からの注文家具を納品して参りました。

この棚は本棚としてはかなりの大きさが有ります。

幅と奥行きが有るので二階に運び込むにも階段からは上げることはできません。

と言う訳で、バルコニー側から引越し屋さんが使う平ロープを使い吊り上げちゃいました。

今回は石谷大工と高野大工にも応援に来てもらい、男2人で吊り上げてもギリギリの重さでした。

運び入れも順調に終わりまして次は家具を据え付けます。

製作前に事前調査に来て細かく収まりや寸法などを測っていたので、既存のカウンターの上にピッタリと計算通りにはまりました。

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きもちいい程ぴったりです。自分的には前日からかなりドキドキしていましたが上手くはまって本当によかったです。

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そして今回大工さんを連れてきた訳は建具の釣り込みが有ったからです。

ダイニングと階段の間の天井にレールを這わせて吊りの引き戸を付けます。

そのレールを吊るのに天井を補強しなければならないのです。

家具を入れる真上の天井を開口して補強材を入れます。

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さすがに大工さんは慣れたもので天井の補強も難なく終わりました。

無事に建具の吊り込みも終わり完成です。

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今回お客様のご要望で本棚に組み込むスライド棚を製作しました。

そのスライド棚を指定の位置で止めたいとのご要望です。

この家具をデザインした設計士さんと私とで試行錯誤した結果この様に成りました。

 

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これはかなり革命的なシステムだと思いますが、何が革命的かというとスライド棚を止めるスライドレールが

かなり限定的なものしかメーカーで開発されていないのです。

これは相当いい結果になりました。

お役様のご要望があって設計士様のアイデアに私の技術が乗っかって生み出された物でいい経験になりました。

ありがとうございました。

お客様にも大変喜んでいただけて一安堵です。

 

 

 

 

 

 

 

アルダー材で作るカウンター

工場では今、店舗用の什器を製作中です。

アルダーと言う木材で幅が3mある棚を作っています。

3mある木材を一本物で作るので、工場にある機械には通せません。

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木工機械に通らないので全て電動工具での加工になります。

材料の長さと重さがあるので精度良く加工や組み立てをするのがとても難しいです。

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こういう作業は長さと幅を精度良く揃えることが一番大事になります。

組みあがりごスライドレールやスライド兆番、背板をつけます。

扉と引き出しも付き収納もすっきり見えて綺麗ですね。

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とてもうまく行ったと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3.5mの受付カウンター

今週は受付カウンターを製作しました。

3.5mの長さがある為、現場で組み立てられるようなつくりにしました。

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表側と天板はメラミン貼りにし、裏側は白のポリ合板で化粧をします。

こうやってみると大道具の裏側のような感じに見えますがしっかり考えられています。

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コノ字型になっている為構造は複雑になります。

当たり前のことですが、全ての部材が寸法通りに成っていないと結合部に隙間や歪みが生じます。

しかし、その当たり前のことが複雑なパーツの組み合わせの中では難しくなってきます。

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最後に天板えを乗せて完了です。

この大きさの物が全て計算通りに行ったときはちょっと嬉しいですね。

日曜日に納品です。

五味