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「車寄せのある平屋」の家具

こんにちは、家具屋の五味です。

仕事にかまけてブログを更新せずに

いつの間にか今年も残るところあと数日となってしまいました。

先日、完成見学会を行いました「車寄せのある平屋」の家具達をご紹介いたします。

今回は意匠面にナラ材を使用しています。

ナラ材は一般的には高級材にあたります。

木目がしっかりしていて硬質な質感があります。

キッチンはアイランド型と壁面とセパレートに配置しました。

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アイランド型は両面使いの収納扉付きです。

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 壁面側は引き出しを多く配置して、収納を十分に確保いたしました。

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ソファーも背と座のクッションを含めフルオーダーメイドいたしました。

大容量の収納引き出しもついています。

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TV台は間口が3.6mもある超大型ではありますが、

非常にすっきり収まったのではないかと思います。

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天板は無垢材をハギで製作いたしました。

ハギとは材料の幅を目的の幅にするために、繋ぎ合わせる作業の事を言います。

この作業は材料の長さが長くなればなるほど大変であるのと、材料の購入や選定が難しくなってきます。

今回は3.6mあるので苦労する部分もありましたが、綺麗に収まって良かったです。

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このようにハギの際は長い材料を一枚ずつ木目の選定しております。

 

 

建具も家具と共材にて製作しております。

写真の建具は、リビングダイニングのメインの建具なので、無垢の框組で製作しました。

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そしてアイランドキッチンの横にはテーブルをクルミ材で製作しました。

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こちらは総無垢で脚も共材のクルミです。

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 ホゾ組みなので強度は抜群です。

組み立てもクランプしてしっかりかためます。

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クルミは木目と質感が柔らかくて手触りの良い木です。

テーブルには良く適した木材です。

ナラ材の家具にもとてもマッチしていると思います。

 

他にもトイレ収納やミラー付き洗面台などご紹介しきれないほどありますが、

このようにすべての家具を自社で製作できるのが中山建設の大きな特徴です。

 

 

さて、私の今年の最後のブログですので最近のチャボの花梨さんの様子もご紹介したいと思います。。

 

 

今年の5月に引っ越してきてやっと環境に馴染んできました。

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椅子の上で箱座りしています(笑)

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初めての冬を迎えてこの寛ぎ様ならもう安心ですね。

併設されたカフェに来るお客様にもかわいがってもらっています。

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素敵なカフェテラスを背景に一枚。

 

今年も大変お世話になりました。

ブログを見てくださってありがとうございました。

それでは皆様よいお年を!

 

 

 

 

クラフトマンの家の家具

こんばんは。家具屋の五味です。

先週はクラフトマンの家に納める家具を仕上げました。

この家具はクラフトマンの家最大の見せ場になる部分です。

いつもそうですが、それはもうかなりの気合を入れています。

その最大の見せ場ですがレッドシダーのキャビネットに取り付く6.5mの天板です。

6.5mの天板と軽く言いましたが、そもそも6・5mもある材木は規格外の大きさですので売ってはいません。。

自分も24年間無垢の家具を作ってきましたが、こんなに大きな板は初めて作ります。

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(材木の使い方を決める木取り作業)

 

これはもちろん「はぎ板」です。はぎとは幅の狭い板を貼り合わせて大きな板にすることを言います。

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(はぎ前の状態)

 

 

はぎは無垢財を扱う木工の基本的な技術ですが、これを失敗すると後に「ハギ割れ」をおこしたりするので最も重要な技術でもあります。

加えてこの長さのものですから当然長手方向にもはぎます。

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(ハタガネを使っての圧締作業)

 

これがまた長いこと長いこと。。骨が折れるとはこの事です。。。

そして完成系がこちらです。変な形をしてるのは取り付け後のお楽しみでとって置きますね。

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メインの天板を仕上げた後、キャビネット本体も順調に組みあがり、工場にところ狭しと置いてあります。

 

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キャビネットの見せ場はこの扉です。

無垢の框を強度の有るホゾ組みで組んでおります。

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「ホゾ組み」は「ダボ組み」などに比べて技術的に経験が必要だったり、作るのに時間もかかったりと高価ではありますが経年で壊れることは先ず有りません。

良い家具と言われる物にはやはりホゾ加工は欠かせません。中に入る羽目板もラフ材を表に出した特徴的な仕上がりです。

羽目板の模様も敢えてランダムになるように全体を見て決めています。

 

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(ホゾ穴を角のみ盤で加工中)

 

そうやって手をかけた家具たちが無事に出荷されてやっと肩の荷が下ります。

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(長すぎてトラックにおさまりません 笑)

 

 

取り付け後の様子はまた後ブログに書かせていただきます。

この夏はまだまだ忙しくなりそうです。

以上です。

 

 

ナラ材の一枚板テーブルと組み合わせBOXオーダー家具

先週仕上げた一枚板テーブルもウレタンを塗り終え納品待ちとなっております。

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板の反りやねじれが多く厚みをそろえるのに苦労しましたが、

塗り上げたテーブルを見た時に改めて綺麗な板だとな思いました。

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そして今、工場ではこんな家具も製作しています。

間口が3mあるフルオーダーのTV台です。

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一つ一つの箱が独立していて、箱の組み合わせで様々な形に置く事ができます。

当初はTV台として使われる様ですが、後にベンチや収納棚に変形させる事も可能です。

下台はサイズもベンチとして使えるサイズで設計されています。

中山建設では様々なサイズや形でもフルオーダーが可能です。

以上です。

五味

神奈川県の県産材で作ったベンチ。寺家ふるさと村四季の家

 

投稿:やまもとふみこ

 

日に日に暖かくなるのは嬉しいのだけど。。

花粉は何とかならないものですかね。。。?(〒▽〒)<かゆい。。

 

と、しぱしぱする目とぐずぐずの鼻に苦しみながらお仕事をしていたら

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大工さんが
『これ!いい匂いするよ』と、 かんなクズ をくれました。

爽やかな良い香りのする かんなクズ は、クスノキを加工している時に出たもの。

クスノキには防虫効果があって、樟脳として衣類の防虫材にも使われている香木なので、とっても爽やかで、どこか懐かしい良い香りがします。

匂いを嗅いでいると鼻がすぅーっとして、ムズムズする鼻には丁度良い刺激。

うむ。これはなかなか良い物を貰った。

 

 

で、

そのクスノキでは何を作っているのかと言いますと。。。

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木琴。

 

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ではなく、ベンチです。

座面の角材が色も木目もバラバラなのがお分かりになりますか??

 

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いちょう と くす と

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かし と けやき と 杉 と ひのき。

それぞれに木の名前が刻印されているので見比べるのも楽しいと思います^^

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たくさんの種類の木材が使われているこちらのベンチは、寺家ふるさと村四季の家 の展示リニューアルに伴い、製作させて頂きました。

今回の家具製作を進めるにあたってのこだわりは 県産材を使用する と言う事。

神奈川で生み出された木材を使って、神奈川の森を守り、育てようと言う県の政策にご協力する形で 寺家ふるさと村四季の家 のリニューアルに参加させて頂きました。

神奈川県の木 をより一層身近に感じて頂けたら嬉しいですね^^

寺家ふるさと村四季の家 へは、ベンチ以外にも展示の為のショーケースや皆さんで囲んで使っていただくテーブルなどもお届けする予定です。

全てそろったら写真を撮りに行ってこようかな♪

丁度季節も良いし、ついでにお花でも見てこようかな♪

皆さまも是非お出かけください^^

お知らせです。

二週間に一本!! を目標に、動画を作ってUPすべく 都築の杜TV@中山建設 なるyou tube チャンネルを作りましたっ!

とりあえず動画についてはまだ手探り状態なので、これから試行錯誤しつつ、 らしい形 を作っていきたいなと思っています^^

どうぞお楽しみに♪

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ニレ一枚板のダイニングセット

先日ダイニングテーブルを探してご来店下さいましたお客様とのお話です。

「家族みんなでお食事が出来て、この先子供や孫たちにも使い継いでいけるようなテーブルが欲しいの」

とのご要望でした。

大きなテーブルで皆で楽しくお食事をして、その楽しかった思い出と共にテーブルが次の世代の家族にも使い継いでいく事が出来るなんて素敵ですよね^^

そんなダイニングテーブルを作る為に、たくさんある一枚板の中から ニレ の一枚板をお選びいただきました。

長さが約2メートル40もある一枚板です。

これは鉋の掛けがいがあるってモンですよね?

この一枚板の平面出し、鉋掛けは、うちで一番若い大工さんの秋元君が担当してくれました。

何度も何度も丁寧に表面を確認しながら、綺麗な一枚板に加工していきます。

そうして仕上がったニレのテーブルと、同じニレ材で作ったベンチ。

無事にお客様宅にお届けする事が出来ました。

長さが2m30もある大きな大きなダイニング。

「一日の大半をここに座って過ごす事が多くなったの」

なんて嬉しいお言葉を頂きました^^

お届けしてからの使い心地をお伺いしたところ、ベンチの脚の角が素足に当たると痛いとの事。

もう少し面取りをして、使いやすいように調整をさせて頂きますね^^

家も家具も一生物。

長くご愛用いただけるよう私たちも一生のお付き合いをさせて頂きます^^

やまもと

ニレ無垢一枚板 無垢ベンチ

工房では家具の製作が進んでいます。

ダイニングテーブルは2メートルオーバーのロングサイズです。

本日完成しました。全貌はお見せできませんが、素敵に仕上がりました。

表面は鉋仕上げ。末から元へ引きとおして仕上げてあります。

塗装はオイルフィニッシュ。小口面のみウレタン塗装

艶やかです。

ベンチの製作も進んでいます。

座りやすいように、座面をRに加工。

ざっくりと電気カンナで。ここから手鉋で微調整していきます。

ホゾの加工風景。

細工が多いのでなかなか進みませんが、丁寧に仕上げていきます。

おまけ

後輩の大工さん。

自分で自宅を建てています。(間に合わないと夜な夜な工房に訪れてきます。)

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