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レッドシダーで造る玄関引き違い戸

クラフトマンの家もいよいよ大詰めに入り建具の製作に入っています。

レッドシダーで作る玄関引き違い戸です。

日頃から無垢の框扉の加工は慣れてはいるものの、今回は特別に緊張感があります。

毎日、大工さんの目に晒される訳ですから家具屋としては失敗はできません。。

ビシッと気を引き締め加工に入ります。

木取りを終え勝手墨を施した加工待ちの材料達。

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ホゾ穴の加工をするのに穴の墨付けをします。この作業は鉛筆では行いません。

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筋け引きという小さな刃物の付いた道具を使い筋を引きます。

この筋は限りなく点に近い線である為、精度の要る作業には欠かせません。

筋を引いたら角のみ盤で穴を開けます。

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精度良く開けることができました。

今度は穴に合わせてホゾを作ります。

丸鋸でホゾの胴付きを決めます。

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次はホゾの「だき」(厚み)を決め程よい入り具合に調整します。

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そしてホゾの「きき」(幅)を決め中間の島を抜きます。島を設けることでホゾ穴の強度を高める事ができます。

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ここまででホゾとホゾ穴の加工は終わりです。

框を組む前に必要な加工はできるだけやってしまいます。

大きな建具になってからでは取り回しが悪く作業が難航するからです。

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やっと組み立てに入ることができます。

接着剤を塗布し、旗がねで締め込み圧締をします。

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上手く組みあがりました。鉋で表面を仕上げ完成です。

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吊り込みが楽しみです。後は大工さんよろしくお願いします。

五味

パーテーション製作

家具屋の五味です。

先日製作したパーテーションをご紹介します。

とあるクリニックのブースを仕切るためのパーテーションです。

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素材は木目調のメラミン(樹脂)合板です。中には曇りガラスをはめ込んでいます。

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製作していく中でパーテーションの強度、壁や天井との接合の収まり、コンセントの配線経路など考えることは多々あります。

4枚ともうまく収まったと思います。

最近はこの様な店舗やクリニックの什器のお仕事も増えています。

以上

 

 

 

 

 

加工のあれこれ

家具屋の五味です。

今週は加工のご紹介です。

これは何の加工かと言いますと…

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この幅に対して三つ位作ります。

 

ビスケットも加工して…

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板を合わせます。

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そしてこの金具の登場です。

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金具にはボルトが仕込んであります。10mmのレンチでボルトを地道に締めこみます。

この穴の形はボルトをまわす為のサービスホールなのです。

 

そして固く閉めこんだら完成です。表に返せば継ぎ目もほとんど目立ちません。

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この様なカウンターや板どうしの接合に大活躍の金具「カウンタージョイント金具」のご紹介でした。

この金具は非常に便利ですが金具サイズのチョイスや金具の位置、加工合わせの芯がずれると後々不具合が出ます。

何の加工でもそれなりのノウハウが有り、木材の特性などを考慮しなくては良い収まりにはなりません。

日々勉強、日々チャレンジ、他人のやり方も大いに参考にしますが、最後は自分で考えて実行する。

ノウハウや知識は自分で積み上げていってこそ本物になります。

ちょっとくさいですが以上です。

五味

 

 

ウォールナット一枚板テーブル

今週はウォールナットの一枚板テーブルを仕上げました。

幅が2500mmの大きな一枚板です。

芯に近い材で入り皮がありますが、色も良く木目の通ったとてもいい板です。

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なんというか迫力があり木の生命力を感じます。

こういうすばらしい木を加工する時は経験の有無にかかわらず緊張するものです。

 

 

先ずはルーターで平面出しを行います。多少の反りが有ったものの思ったより捩じれが少なく、何とか50mmの厚みに仕上げることができました。

 

平面出し後ルーターの刃の跡を鉋で取り去ります。

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ウォールナットは仕上げの工程が進むたびに色や木目が浮き出てきてとても綺麗です。

そして、木口側は直線にカットせず製材の状態に近いワイルドな仕上がりにしました。

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今回はコード穴が欲しいというご要望で二箇所にコードキャップを取り付けました。

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仕上げ後オイル塗装を施し完成です。

 

五味

 

横浜 社員大工

丸晴工務店の濃沼さんが発起人になり

社員大工工務店の会を立ち上げました。

「有限会社丸晴工務店」「株式会社創建舎」「株式会社新村建築」「株式会社中山建設」

大工を社員とした工務店があつまり、大工同士の交流を深めながら

技術や知識を学ぶ会となります。

構造設計者である山辺さんを講師に招き全4回の講義をしていただきます。

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山辺さんは大工が作る継手や耐力パネルの破壊検査を

大工さんたちと共闘しながら繰り返し実験している事で有名です。

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大工が知りたい確かな情報を隠す事無く伝えてくれる数少ない方です。

長年継承されてきた大工の感に数式や値を足してくれます。

中山建設からは7名参加。

30名以上の大工と設計士の方々。

キューキューです。笑

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大工さんは学び続けなくてはなりません。

技術・知識・人間力どれが欠けてもだめだと思う。

学びの機会を仲間の工務店が与えてくれました。本当に感謝です。

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お客様に喜んで頂けるように大工の技術力人間力や現場管理体制をより強く強固なものにしていきたい。

大工の社会的地位の向上や大工を取り巻く環境、給与体制・就業規則などをドンドン整えていきます。

安心して若者がこの世界に飛び込んでこれるように

王道を行く覚悟を決めました。

 

※セミナーの後、濃沼さんのお父さんに道具を見せて頂き皆興奮状態です。笑

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↑震える。。。博物館入りしても良いものです。

 

 

特注スライド棚のダイニング収納の納品

今週は横浜のお宅に他社様からの注文家具を納品して参りました。

この棚は本棚としてはかなりの大きさが有ります。

幅と奥行きが有るので二階に運び込むにも階段からは上げることはできません。

と言う訳で、バルコニー側から引越し屋さんが使う平ロープを使い吊り上げちゃいました。

今回は石谷大工と高野大工にも応援に来てもらい、男2人で吊り上げてもギリギリの重さでした。

運び入れも順調に終わりまして次は家具を据え付けます。

製作前に事前調査に来て細かく収まりや寸法などを測っていたので、既存のカウンターの上にピッタリと計算通りにはまりました。

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きもちいい程ぴったりです。自分的には前日からかなりドキドキしていましたが上手くはまって本当によかったです。

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そして今回大工さんを連れてきた訳は建具の釣り込みが有ったからです。

ダイニングと階段の間の天井にレールを這わせて吊りの引き戸を付けます。

そのレールを吊るのに天井を補強しなければならないのです。

家具を入れる真上の天井を開口して補強材を入れます。

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さすがに大工さんは慣れたもので天井の補強も難なく終わりました。

無事に建具の吊り込みも終わり完成です。

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今回お客様のご要望で本棚に組み込むスライド棚を製作しました。

そのスライド棚を指定の位置で止めたいとのご要望です。

この家具をデザインした設計士さんと私とで試行錯誤した結果この様に成りました。

 

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これはかなり革命的なシステムだと思いますが、何が革命的かというとスライド棚を止めるスライドレールが

かなり限定的なものしかメーカーで開発されていないのです。

これは相当いい結果になりました。

お役様のご要望があって設計士様のアイデアに私の技術が乗っかって生み出された物でいい経験になりました。

ありがとうございました。

お客様にも大変喜んでいただけて一安堵です。