「さんかく屋根のある家」
大工の秋元です。
天気に恵まれて無事に上棟しました。
8寸勾配ということもあり立っての作業は困難でした。
野地板のジョイントには気密性を高めるため気密テープを。
作業できるように横桟を打ち足場にしましたが油断は禁物です。
さらにその上に垂木を取り付けいきます。
この垂木の間が通気層になります。
安全を考慮して屋根足場を組んでもらいました。
野地、ルーフィングを施工していきます。
構造用面材にはノボパンを使用しています。
面材のジョイントには気密パッキンを貼り、面材を打ち付けて、
気密性を高めていきます。
面材を張る時には耐力壁の壁倍率によって釘の種類や長さ、
ピッチが異なるのでしっかりと確認しておきたいポイントです。
外部作業は常にお天気と相談しながら行なっています。
面材を雨に濡らさずに張り終えて一安心です。
一年点検に伺いました
現場管理の石谷です。
お引渡しした建物の一年点検にお伺いしました。
リオタデザイン関本さん設計のお仕事をさせていただいた建物です。
一年は早いもので当時、設計図を見て内容の濃密さに目を血走らせて図面とにらめっこしていたのが今でも鮮明に思いだせます。
それでもひとたび工事が始まれば細部まで考えられた内容を現場に細かに伝えてくれる図面の正確さが工事を助けてくれたことも同時に思いだします。
そんなことで印象深く、関本さんから新しい刺激と学びをもらった工事でした。
さて、一年点検です。
弊社の一年点検は必ず担当した大工(棟梁ですね)が伺うことことになっています。
なにせ一番長く深く現場に携わり、建物の見ていない所、関わっていない所は無いと言ってもいいほどその建物を熟知しているのが中山建設の棟梁です。
大工工事が終わったらいなくなってしまうのではなく、お引渡しまでのほぼ最後まで携わって家具や建具、ウッドデッキ、ウッドフェンス、最終の清掃チェックまで
棟梁の目で確認された建物をお引渡しさせていただいているからこそ点検もどこを注視するか把握できているのです。
なので大工の加藤と点検です。
加藤、浴室確認してます。
洗い場と浴槽がTOTOハーフユニットバス、腰から上の壁天井、入口の枠建具が桧造作で納めていますのでそこもチェック。
お客さまが普段から丁寧に使用されているのがよくわかります。
とってもきれいです。
点検で変化がもっともでてくるのが木部の収縮ですね。
木がやせるってやつです。
これは必ずでてくるので仕上げ材に木が動いた分の隙間がでてきますのでここを処理。
あちこちあちこち。
【調整前】
【調整後】
これも必ずと言っていいほど調整がでます。
建具の調整です。
開閉という動きの大きな負担のかかる建具は調整の繰り返しです。
ぴったり調整できました。
気になっていたのが玄関建具。
苦労して製作したピーラーの造作ドア、どうなってるかな。
多少の反りが出ていましたが使用には問題ないとのこと。
気密も取れていました。
今よりまた変化して不具合でましたらお気軽にお声掛けください。
吹抜けのエアコン、高い所に設置されているのでこの機会に清掃です。
フィルターも外して掃除、エアコンはホコリがどうしても溜まるので。
もちろん床下も点検です。
充電式の掃除機で清掃しながら全周まわります。
奥に見える断熱材をテープで止めている箇所は浴室下の点検口です。
床断熱の基礎パッキン工法でしたので床下の外気が浴室空間から建物内に入っていかないように断熱材で蓋をして
こういった点検時のためにテープを外して目視点検できるようになっています。
問題なし、良好な状態でした。
外まわりの点検。
梯子をかけて屋根の上も。
建物は雨が大敵。
雨漏りの要素がでてないか確認します。
基礎まわりもシロアリが上がっていたりしないか、外壁に割れなどの不具合がでていないか点検します。
良好です。
お客さまに不具合箇所がないかなどお話しを伺って各箇所確認もしました。
特に不具合を感じているところなどなく施工をしっかりしていただいたおかげで快適ですと嬉しい言葉をいただだきました。
とにかく1年生活されているのに全てがきれいに丁寧に住まわれているのが手にとるように感じられる点検となりました。
こうして過ごしていただけるのを見ると、やっぱりこの先の建物もしっかりつくっていく意欲が湧き、高い目標になりますね。
お引渡しをしてからが点検メンテナンスと、長いお付き合いになります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
「眺望のある家」
大工の秋元です。
眺望のある家も無事完成することが出来ましたので、
紹介したいとおもいます。
一階のLDKです。
キッチンシンクはステンレスで、ダイニングテーブルは樟木の1枚テーブルです。いい香りがします。
掃き出し窓は木製サッシを使用していて開放感があります。
吹き抜けのリビングには作り付けのソファーがあります。
床板にはチークを貼っています。
階段は側板に鉄骨、段板にはタモの無垢板を使っています。
2階のワークスペースです。
このワークカウンターのサイズは900×4500ありましたが、無事取付成功しました。
小上がりの畳スペースです。
畳スペースにはソファーもあり景色がよく、スカイツリーや東京タワーも観れたりします。
小上がりの下には収納スペースもあります。
廊下には一体型に見えるこの本棚に、引戸が仕込まれています。
開けると各部屋に出入りすることが出来ます。
外にはウットデッキがあります。
外から観る木製サッシはインパクト大ですね。
お庭も素敵です。
玄関ポーチは天壁焼き杉を使用しています。
無事お客様に引き渡す事が出来てホッとしています。
真っ白に燃え尽きそうにまりましたがお客様の喜ぶ姿を見て力がみなぎってきました。
これがパワーの源なんだと改めて感じました。
今年最初の新築工事着工です
現場管理の石谷です。
今年最初の新築工事の着工がスタートしました。
Mアトリエ一級建築士事務所 岡村さんのお仕事です。
配置、敷地高低差の確認を細かにしてまずは建物の位置の基準となる遣り方の設置からです。
が、いきなり雪!
予報にはあったのでピッチ上げながら進めていましたがもう少しというところで降られてしまいました・・・
雪の中での遣り方設置は初めてでした。
指先の感覚がもうなんだかわからないくらいとにかく寒かった・・・
で、無事完了!
こちらの現場は敷地に高低差があるので深基礎、擁壁とコンクリート工事の範囲が多いです。
現場で基礎屋さん、型枠屋さんと細かく打合せとチェック。
水道、電気、ガス等の配管経路の確保の打合せも漏れが無いように。
擁壁は型枠に杉板を張って木目がコンクリートに出る仕上げなので杉板の配置など慎重にチェックします。
杉板の木目が出るのが楽しみですが作業は緊張もします。
擁壁工事があるとなんだか現場の雰囲気は圧力があります・・・
緊張感もってしっかり工事を進めていきます!